ワトニーへの緊急サプライミッションが計画された。Sol 584までに火星へ送り込む必要がある。残された時間は475日、火星までは414日かかる。48日間で機体アイリスを製造することになった。しかし結局、期間短縮のために点検とテストを省いたことにより、ボルトの傷を1つ見逃し、打ち上げ失敗に終わる。

中国国家航天局が、太陽探査機打ち上げのためのブースター<タイヤン・シェン>を利用すれば、火星軌道へペイロード941キロを419日間で投入できることを米国へ提案。これと引き換えに中国人宇宙飛行士を火星へ送り込んでもらおうとしています。

そこから中国の<タイヤン・シェン>を利用したアイリス2の準備が始まる。
Sol 624にワトニーに食料を届けることが可能、これは食料が尽きた6週間後と予想される。

密かに、プロジェクト・エルロンド(リッチ・パーネル案)が始まる。
宇宙工学者リッチ・パーネルがヘルメスを火星に戻す方法を発見した。Sol 549に火星をフライバイすることが可能。アイリスはポイント推進器を利用しているが、ヘルメスは常時推進のイオンエンジンを利用しているから、このようなことが可能になると説明しています。

ヘルメスは、地球帰還のための減速の代わりに、加速をし、地球の重力を利用してコースを調整する。そして旅程延長分の食料を積んだサプライ機をピックアップし、火星へ向かい、Sol 549に到着。火星フライバイ後211日で地球に帰還。(ミッションは533日延びる)
この方法の大きな問題は、ワトニーが自力で現在の位置から3200キロ離れたアレス4のMAVまで移動する必要がある。(MAVで火星重力圏外に移動し、フライバイするヘルメスにピックアップしてもらう)
*サプライ機のピックアップと3200キロの火星面移動は難易度が高すぎないか?


ここで2つの選択肢が出そろう。
・アイリス2(激突型着陸機)で食料を送る。
・ヘルメスで救出する(リッチ・パーネル案)。

両プラントも<タイヤン・シェン>を利用するが、開発期間短縮のため着陸機構を持たないアイリス2の成功率は30%程度である。ヘルメスで救出する成功率の方が高いが、他の5人を危険にさらす欠点がある。

NASAは、アイリス2案の実行を決定するが、フライトディレクターのミッチーが勝手にヘルメスにリッチ・パーネル案を送り、それを読んだヘルメスのクルーは、その案の実行を決定する。



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