ワトニー救出プランが策定され、希望が見えてきたとき、ついに、(ワトニーが死んだと思い彼を火星に残してきた)ヘルメス(火星地球移動船)の他のクルーにワトニーが生きていることが知らされる。

Sol 114
NASAが、アレス4のMDVの重量の問題をクリア。ワトニーは通信システムのバックアップ用にモールス信号の学習を開始。

Sol 115
来年のホーマン遷移軌道ウィンドウに打ち上げ、約9か月後に火星に到着予定(Sol 856)

***過去のアレス3の物資の事前補給について解説****
アレス3のプリサプライ機は、ホーマン遷移軌道ウィンドウで14日間連続して打ち上げられた。プリサプライ309は3日目に打ち上げられ、途中わずかな軌道修正を行い、251日後に火星に到着。数回のエアロブレーキ、パラシュート、バルーンを利用し着地、そして23ヶ月待機した。
プリサプライ309の内訳は、12個のハブ・キャンバス・コンテナ、AL102(ハブ・キャンバス・シート))

*人間6人が火星に長期滞在するためには、2000トンくらいの物資(推進剤ににもよるが、ほとんどは燃料)を地球低軌道に打ち上げる必要がある。仮に130トンクラス(2015年現在そのようなロケットは存在しない)のロケットで14回に分けて打ち上げた場合、1820トンが打ち上げ可能。また現在、短期間に14回連続打ち上げができるような射場は世界のどこにも存在しない。
*火星滞在には、打ち上げウィンドウ(軌道)の選び方によって、長期滞在型(conjunction-class mission)、短期滞在型(opposition-class mission)がある。この小説でアレス3は31日しか滞在しないので、opposition-class missionでしょう。

*ハブは、金属製の構造物ではなく、軽量化のため、特殊なキャンバス(帆布)を利用した構造であることがわかる。アレス3ミッション火星滞在31日の耐久性しか想定されていないことが、この後のトラブルにつながる。

Sol 117
水再生機の調子がおかしい。NASSAの指示を無視して、チューブの詰まりを修理。

再び大きな危機
Sol 119
ハブに裂け目が生じ、爆発し、様々なものが飛ばされる。ワトニーはエアーロックの中にいて、ハブから55メートル離れた場所まで飛ばされる。エアーロックのリークを修理し、エアーロックを転がして、ハブから10メートルのところまで戻る。壊れた宇宙服のヘルメットを応急修理して、ハブまで他のクルーの宇宙服を取りに行く。とりあえずヘルメットのみ入手しローバに退避。新しいヘルメットを装着してハブに新しい宇宙服を取りに行く。

Sol 122
ハブの農場が全滅したことを知る。
収穫寸前のジャガイモ2000個を回収できそう。Sol 200日分の食料に相当。
つまり600日分(備蓄食料400日+ジャガイモ200日)の食料しかない。食料の補給はSol 856日の予定。

さあ、どうする?

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