NASA 衛星コントロールのミンディ・パークが、火星周回衛星からの画像とアレス3のミッションログを照らし合わせて確認し、誰かがアレス3の地点にいるのではないかと推測する。
・ 非常用のポップアップテントが2つセットされている。
・ 強風が吹いたのに太陽電池がきれい。
・ ワトニーの遺体が見つかっていない。
追加の情報として、ローバが動いている、MDVが解体されていることを挙げています。

NASA広報統括責任者のアニーが、現時点でワトニー宇宙飛行士が生存していることを発表した。

Sol 61-96
ワトニーが通信設備を確保するためにローバを使って移動する準備を始める。
移動先はアレス4の着陸地点スキャパレリ・クレーター(アレス3の着陸地点から3200km離れた地点)
機材はミッションの前に地球から運ばれているため地球帰還に必要なMAV(通信機もあり)はそこにある。
ローバ:フル充電で35km走行可能、9000ワット時のバッテリーが搭載
ローバ1のバッテリーを外してローバ2に取り付け、2倍の容量に改造し、走行距離を2倍にした。
冷暖房に400ワット消費するため1日24時間で9800ワットを消費してしまう。
ローバは1キロ走行するのに200ワット時の電力を消費する。
もしすべての電力をすべて走行に使えれば一日で90km進める。
最短で35日でスキャパレリ・クレーターに到着可能か?(実際には50日くらいかかるだろう)
電力の補充に、ハブにある太陽電池パネルの利用を検討する。
火星の日照時間は13時間、太陽光は1平方メートル当たり500-700ワット(地球は1400ワット)

走行実験開始 シリウス1~4

シリウス1
フル充電したバッテリーと屋根の太陽電池の電力でどこまで走れるか実験する。
実験失敗:同じところを折り返し運転していたので、固まった道路になり、走行効率が良くなりすぎた。電力を節約するためにヒータを利用しない走行では、寒すぎて実験の継続が不可能になった。

解決策
注釈: RTG(放射性同位体熱電気転換炉)プルトニウム利用
太陽電池が利用できなくなった場合のバックアップとしてRTGを利用、1500ワットの熱発生。

シリウス2
4km離れた場所(正確な場所は不明)に埋めてあるRTGを探す。サドルバックを利用したバッテリー増設と太陽電池パネルを装備したローバ2の安定性を試験する。
Sol 69 成功

シリウス3
シリウス1をもう一度実行
Sol 70 3時間27分で81km走行

シリウス4
アレス4まで行くための20日間の実地調査旅行
電力とバッテリー充電の問題は解決
食料問題解決済み
水2 L/日
酸素供給機を持っていく必要があるが、大きいため不可能、O2タンクとCO2フィルタを利用することを決定(非再生系)
O2タンク1つは7日分の酸素、ハブの25 L液体酸素タンクを2本利用(49日分に相当)
※NASAが月面を想定して検討した遠征プランだと、移動型電力供給機、移動型物資補給機、移動型ハブなどで一団を形成していたが、ローバ一台で長期遠征は本当に可能なのか?

ハブを不在にする間のジャガイモの栽培プランも準備
空気調整期と酸素供給器を止めて、水1トン、CO2の10 Lをハブ内に放出
※3週間これでうまくいくのか?

NASAではMDVを改造して、ワトニーを救出する方法を検討している。
また、衛星画像からワトニーがローバで遠征していることもNASAは確認済み
さらに、目的地が、パスファインダーの着陸地点であることも把握。

ハブのナビ・ビーコンは40kmしか届かないため、遠征した場合にはナビゲーションの方法が問題になる。

アレス3の位置からアキダリア平原を抜けて、パスファインダーの場所までは約800km

Sol 82 ついに到着

Sol 83 パスファインダー着陸機(地球と通信できる)をローバに載せる

Sol 94 ハブに帰還、じゃがいもは元気に育っていた。

20151225-1.png
アレス3(アキダリア平原(北緯31.2度、西経28.5度))、アレス4(スキャパレリ―・クレーター)、🎈パスファインダーの位置関係 ※アレス3とアレス4の距離は3200km、アレス3とパスファインダーの距離は800km



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