次は宇宙システムの信頼性の話です。これは宇宙開発における信頼性のセッションでの話題の1つでした。
1990年代、NASAのゴールデン長官が、cheaper, faster, betterの政策を推進し、16実施したミッションのうち6つが失敗したということです。信頼性の面からは悪い政策の例として紹介されました。
そこで会場から質問とコメントが出ました。「いま民間に任せたロケットの打ち上げが2回失敗しているのはまさに、cheaper, faster, better政策の失敗と同じじゃないのか」会場からは笑いが起こりましたが、みなさん必ずしもそうは思っていないのではないでしょうか?イーロン・マスクのSpaceXは、安い費用で打ち上げる市場を開拓しました。多くの人が次を期待しているのだと思います。

その他には、複雑なミッションを実施するうえで、最初に予想できなかった原因により、ミッションが失敗することがある。従来の信頼性工学では、そのような失敗を避けることはできない。アポロ13号、チャレンジャー号、コロンビア号などの例を出しながらNASAの研究者が解説していました。

実際のミッションでは信頼性とコストは、リニアではなくエクスポネンシャルの関係にあるが、組織内ではコスト削減に対するプレッシャーが大きく、設計段階でどの程度の信頼性設計をするかは大きな課題だとも言っていました。

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