数年前に、国際会議の論文の査読をしていた時に、このグラフどうやって書くのだろう、と思った時がありました。今回、グラフを作成しているときに、同じようなグラフが偶然書けました。

特に珍しいグラフではなく、Excelの3-Dグラフ [グラフ/等高線/3-D等高線] を、等高線グラフに変更しただけです。このようなグラフは、2つのパラメータに関して計算もしくは計測された数値の示す傾向を見たい時に利用します。ところが3Dにするとよくわからなくなります。例えば、以下のグラフです。形状によっては見えにくい部分が発生します。

20150303-1.png

これを等高線グラフに変更したものがこちらです。形状は想像しにくくなったかもしれませんが、数値は読めるようになりました。
20150303-2.png

別の結果のグラフです。もっと数値が読みにくいです。
20150303-3.png

これを等高線グラフにしたものがこちらです。
20150303-4.png

2つめのグラフの元のデータがこちらになります。
Excelで作成したシミュレーションモデルに関して、8つのパラメータを0.1刻みで増加させていき、そのうち2つのパラメータに関する計算値をセルに表示するプログラムをVBAで作成しました。この作業を手作業でやると大変ですが、プログラムで実行すると2-3秒で終わります。

20150303-6.png

等高線グラフ、これからも使えそうですが、Z軸の設定を変更したいときは、3-Dグラフに戻す必要があるので、多少面倒です。

 
有人ロケット研究会定例会 2015年2月14日 @関東ITソフトウェア健康保険組合 市ケ谷健保会館 F会議室 15:00~16:20

日本の有人宇宙活動はどうなる? ~曲がり角の我が国の宇宙活動~

日本宇宙少年団(YAC)相談役
スペースゼロワン代表
宇宙航空研究開発機構(JAXA)元副本部長
斎藤紀男さん

前向きな有人宇宙活動をするにはどうすればよいか

1.はじめに
2.新宇宙基本計画(2015年1月9日決定)について
3.新宇宙基本計画その疑問点
4.これからの日本の有人宇宙活動(2015年度宇宙予算から見る)
5.これからの米国有人宇宙活動(2016年度NASA予算要求から見る)
6.世界の有人宇宙活動の動向
7.前向きな有人宇宙活動をするにはどうすればよいか(議論)
8.まとめ

以下、私の理解した範囲で報告します。

日本のロケット開発の歴史、新宇宙基本計画の理解の仕方、世界の有人宇宙活動の動向、まとめという流れだったと思います。

新「宇宙基本計画」のところでは、
平成33年度以降平成36年(2021年以降2014年)までのISS延長への参加の是非及びその形態の在り方については、・・・(途中省略)・・・、平成28年度末までに結論を得る。(文部科学省)
資料のこの部分に吹き出しがあり、「遅い!外国は進む」と書いてあります。

NASAの予算の解説のところでは、国民にNASAの役割を見せるやり方が上手いね、かっこいいね、と言っていました。具体例としては、NASA予算書の表紙、NASAの宇宙探査計画の概念図などです。

まとめでは

*JAXAの果たす役割
 技術力を向上させる質的な検討。JAXA内の士気は決して高くない。
 位置づけ再検討と組織見直しが必要?

*安全保障最重視
 宇宙活動の棲み分け JAXAと防衛省の役割の明確化が必要

*民間企業への支援強化
 大胆な官民役割分担
 法的緩和または優遇
 資金的支援(米国は民間へ資金支援して地球近傍の輸送は民営化、しかし日本は、資金支援はしないが、民間もがんばってという姿勢)

*有人宇宙活動の準備
 一般の人たちの興味・関心の掘り起し→草の根運動
 日本としてのムーブメントを起こす

*有人輸送系の進め方
 幅広く多様な再利用の検討
 HTVの開発で実績もあることから、アボートシステムの開発も必要


質疑応答になってから・・・
航空機だって民間企業が国際分業しているんだから、ロケットもその方向性があってもよい。
もっと早く、ポストISSを検討すべきだった。小型衛星なんか放出して喜んでいる場合じゃない。ISS参加で育った人材が退職してしまう。
費用対効果や成果を問われるが、良くも悪くも、JAXAは開発が中心で、利用については考えていなかった。
今後、有人火星探査では、米中協力もあり得る。

次回、国際宇宙探査フォーラム(ISEF)を日本が主催することになっているが、
様子見はダメ、参加する意志があるかどうかが大事なんだ。

この話を聞いていて、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件後、アーミテージ国務副長官が、柳井俊二駐米大使(当時)に言ったと報道されたshow the flagを思い出しました。

日本が、このまま留まるのか、消えていくのか・・・

 

| Home |