つくば医工連携フォーラム2016に参加してきました。
特別講演「有人火星探査の医学的リスクと医工連携の必要性」(村井正JAXA参事)について、私のメモをもとに簡単に報告します。

まず、NASA Design Reference Missions for Flexible Pathを示し、ISS、月と比較した場合の有人火星探査の医学的な特徴を次のようにまとめていました。

・桁違いの地球からの距離
・帰還困難性
・多量の放射線被ばく
・少人数閉鎖環境によるストレス
・急病
・異文化
・未知のリスク
※量的のみならず、質的に異なるリスク



以下は、予稿集に掲載されている概要からの引用です(つくば医工連携フォーラム2016)。
有人火星探査を想定した場合、医学的観点から、これまでの半年程度のISS滞在と比較して、困難な課題が存在する。
・火星往復のための宇宙船、火星滞在施設の物理的制限
・地球から人類未経験の距離を長期にわたって離れることの物理的心理的影響
・長期間の無重力環境の後の火星上の1/3G環境への遭遇
・Van Allen帯の外に長期間出ることによる多量の放射線被ばく

次に、有人火星探査のような深宇宙での長期滞在の医学的リスクの軽減について

NASA HRP Path to Risk Reduction for a Planetary Missionを示し、この報告書は、ISSの運用を2024年まで延長すれば、現在アンコントロール(赤)な要因の多くを部分的コントロール(黄)にできると主張している。(ただし、演者はこの内容を懐疑的に見ていました)

*この報告書でも2024年時点でも、行動コンディショニング、飛行中の医療能力に加え、や放射線の被ばくについては2024年でもアンコントロールである。

次に、数名の宇宙飛行士による往復3年程度の火星探査ミッションを仮定すると、
南極基地などの類似環境における統計から推定すれば、ミッション中に生命に危険を及ぼす可能性のある緊急事態が起こる可能性は十分高い。

これまでのISSでの医学イベント(対象は日本人だけではない)を検証したところ、
一般的な病気は不整脈である。その他には、泌尿器?、歯科領域が想定される。不整脈は、過去にロシア人宇宙飛行士の例がある。緊急帰還リスクは0.1%以上と想定される。

(この部分に計算の根拠となる数字がありましたが、きちんと記録できませんでした。下記の参考文献をもとに自分でもきちん計算します。)
南極でのデータを例に計算すると、7名、2.4年で計算した場合、有人火星探査では
3-6回のうち1回の緊急帰還リスク、
10年で1人自殺する可能性がある。

まとめ
有人火星探査のためには、個別のリスクつぶしではなく、医学と工学の有機的な連携による医療システムの開発が必要である。

引用文献
NASA’S EFFORTS TO MANAGE HEALTH AND HUMAN PERFORMANCE RISKS FOR SPACE EXPLORATION, October 29, 2015, Report No. IG-16-003
NASA JSC, Evidence Report:Risk of Adverse Cognitive or Behavioral Conditions and Psychiatric Disorders, August 24, 2015

 
第59回宇宙科学技術連合講演会@鹿児島の宇宙教育・アウトリーチ・宇宙政策(2) M会場10月7日(水)14:10~15:30で14:50~15:10 1M09 宮嶋 宏行 国際設計コンペを利用した宇宙工学Hands-onトレーニングの実践 を発表します。米国の宇宙工学ハンズオントレーニング3例、Team Kanauの実践2例を紹介し、国際設計コンペを利用した宇宙教育の実践について考察します。

また、次回のMars Society Announces International Gemini Mars Design Competitionについても紹介します。またチームを結成したいと考えています。興味ある方は連絡ください。

 
7月4日(土)宇宙システム開発株式会社にて、特定非営利活動法人日本火星協会の設立総会が開催されました。私は、設立総会実行委員会の一人、理事候補の一人として準備をお手伝いしました。

本日7月29日(水)、担当者が東京都に申請書を提出しました。12月頃には認可され、登録できる見込みです。

現在、私は研究開発担当として、次期MDRSクルーのお手伝いや、将来の火星表面探査フィールド実験の準備をしています。

認可後、詳しい情報が協会から発表されると思います。

 
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ヒルトンベルビュー ICES会議受付

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ホテル近くのオフィス街 真ん中のビルの上のほうにMicrosoftの文字が

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7月13日 学生ポスターセッション コロラド大ボルダー校 二酸化炭素の吸着、処理、酸素生成

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7月13日 学生ポスターセッション MIT 宇宙服スキンスーツ

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7月13日 学生ポスターセッション MIT 3Dプリンターで宇宙用ポンプのバルブ作成

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私たちのセッション 私と森山さんで2件発表

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発表が終わって、タクシーでシアトルダウンタウンへ、ここはスターバックス1号店

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パイクプレース市場のレストラン 地ビール6種
(20年ぶりぐらいにシアトルに行きましたが、坂道がこんなに多い町だということを忘れていました)

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元GoogleのAlan Eustaceさんです。成層圏からEVAスーツを着てダイブした有名な方です。
7月15日バンケットのKeynoteスピーカーでした。Paragon社が支援したダイブの様子を映像使いながら説明していました。

 
神戸で開催されている30th ISTSのロボティクスと有人ミッションでメンバーが発表します。
海外研究者の発表がキャンセルされ、有人ミッションについては私たちだけになってしまいました。

昨年、インスピレーションマーズ国際学生設計コンテストで優勝したミッションデザインについて発表します。

[k-12] Mars (5) - Robotics and Human Missions
Session Date: July 10 (Fri) 9:40 - 10:40

Room: Kobe International Conference Center, Meeting Room 402
Chairperson: Takahiro Iwata (JAXA, Japan)

2015-k-58 ( 10:20 - 10:40 )
Trade Study of Spacecraft Design for Manned Mars Flyby
Koki Tanaka1, Daichi Nakajima2, Shota Iino1, Eriko Moriyama3, Hiroyuki Miyajima4
1 Keio University, Japan, 2 Tokyo University of Agriculture and Technology, Japan, 3 Space Systems Development Corporation, Japan, 4 Tokyo Jogakkan College, Japan

>>>>ISTSプログラム

 
2015年6月27日(土)~28日(日)  明治大学黒川農場で2015生態工学会年次大会が開催されます。

私の発表は、2日目の13:30からです。
NASA Design Reference Mission (DRM) 5 から MarsOne まで有人火星探査ミッションのシステム分析をInitial Masses in Low Earth Orbit (IMLEO)を指標にして行います。

セッション 4 [宇宙開発・物質循環] 座長 中根昌克(日大)
13:00-13:15 有人宇宙探査を目指した空気再生装置
〇桜井誠人 (JAXA)
13:15-13:30 日本の将来ECLSS システムを想定したシミュレーション
○寺尾卓真(日大院)、桜井誠人(JAXA)、森山枝里子、
広崎朋史(宇宙システム開発株式会社)
13:30-13:45 有人火星ミッション設計のための生命維持システムのパラメトリック解析
○宮嶋宏行(東京女学館大)

 
2015年4月12日(日)17時からはまぎん宇宙こども科学館で「Yuri's Night & STS-131 山崎直子 宇宙旅行5周年の集い」が開かれました。5年前に、ケネディ宇宙センターや日本で打ち上げを応援した人たちの集まりでした。(私は5年前には応援に駆け付けてはいませんが、案内をもlらったので参加しました)
前の席に座ったので、この写真からは全体の会場の様子は分からないかもしれませんが、定員60名の大きな会場でした。

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17時を過ぎたころ、司会の人からのあいさつに続き、山崎さんのあいさつです。娘さんはあいさつ中も、お母さんから離れず、ずっとくっついていました。

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これは5年前に応援したグループの人たちの横断幕です。

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会場には、STS-131のエンブレムを模ったケーキが飾られていました。この後、みなさんでこれを食べました。

御茶の水大学付属高等学校のときの恩師の方が、私の後ろに座っていらっしゃいました。ごあいさつの中で、打ち上げの時にすでに80歳を超えていたといってましたので、かなりの年齢ですが、そんな年齢には見えないぐらい元気そうでした。

途中で、山崎直子さんの執筆された本を2冊、じゃんけんで勝った人にプレゼントするイベントがありましたが、運よく最後の2人に残りました。

瑠璃色の星瑠璃色の星
(2010/07/21)
山崎 直子

商品詳細を見る


はまぎん宇宙こども科学館の施設の写真を2枚紹介します。

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5階の展示室にあるスイングバイの模擬施設です。自分で鉄球を打ち出して、重力(この場合、写真の穴です)を利用した加速や軌道変更を観察できます。

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地下にある機械室(給排水施設など)もガラス越しに見ることができます。

都合により19時半ごろ会場を後にしました。
 
有人ロケット研究会定例会 2015年2月14日 @関東ITソフトウェア健康保険組合 市ケ谷健保会館 F会議室 15:00~16:20

日本の有人宇宙活動はどうなる? ~曲がり角の我が国の宇宙活動~

日本宇宙少年団(YAC)相談役
スペースゼロワン代表
宇宙航空研究開発機構(JAXA)元副本部長
斎藤紀男さん

前向きな有人宇宙活動をするにはどうすればよいか

1.はじめに
2.新宇宙基本計画(2015年1月9日決定)について
3.新宇宙基本計画その疑問点
4.これからの日本の有人宇宙活動(2015年度宇宙予算から見る)
5.これからの米国有人宇宙活動(2016年度NASA予算要求から見る)
6.世界の有人宇宙活動の動向
7.前向きな有人宇宙活動をするにはどうすればよいか(議論)
8.まとめ

以下、私の理解した範囲で報告します。

日本のロケット開発の歴史、新宇宙基本計画の理解の仕方、世界の有人宇宙活動の動向、まとめという流れだったと思います。

新「宇宙基本計画」のところでは、
平成33年度以降平成36年(2021年以降2014年)までのISS延長への参加の是非及びその形態の在り方については、・・・(途中省略)・・・、平成28年度末までに結論を得る。(文部科学省)
資料のこの部分に吹き出しがあり、「遅い!外国は進む」と書いてあります。

NASAの予算の解説のところでは、国民にNASAの役割を見せるやり方が上手いね、かっこいいね、と言っていました。具体例としては、NASA予算書の表紙、NASAの宇宙探査計画の概念図などです。

まとめでは

*JAXAの果たす役割
 技術力を向上させる質的な検討。JAXA内の士気は決して高くない。
 位置づけ再検討と組織見直しが必要?

*安全保障最重視
 宇宙活動の棲み分け JAXAと防衛省の役割の明確化が必要

*民間企業への支援強化
 大胆な官民役割分担
 法的緩和または優遇
 資金的支援(米国は民間へ資金支援して地球近傍の輸送は民営化、しかし日本は、資金支援はしないが、民間もがんばってという姿勢)

*有人宇宙活動の準備
 一般の人たちの興味・関心の掘り起し→草の根運動
 日本としてのムーブメントを起こす

*有人輸送系の進め方
 幅広く多様な再利用の検討
 HTVの開発で実績もあることから、アボートシステムの開発も必要


質疑応答になってから・・・
航空機だって民間企業が国際分業しているんだから、ロケットもその方向性があってもよい。
もっと早く、ポストISSを検討すべきだった。小型衛星なんか放出して喜んでいる場合じゃない。ISS参加で育った人材が退職してしまう。
費用対効果や成果を問われるが、良くも悪くも、JAXAは開発が中心で、利用については考えていなかった。
今後、有人火星探査では、米中協力もあり得る。

次回、国際宇宙探査フォーラム(ISEF)を日本が主催することになっているが、
様子見はダメ、参加する意志があるかどうかが大事なんだ。

この話を聞いていて、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件後、アーミテージ国務副長官が、柳井俊二駐米大使(当時)に言ったと報道されたshow the flagを思い出しました。

日本が、このまま留まるのか、消えていくのか・・・

 
1月6日(火)、7日(水)宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所相模原キャンパスで開催される
第15回宇宙科学シンポジウムのポスターセッションで発表します。
ポスターの位置は、火星探査に関する発表が集まっているP-206(会場:新A棟2FA会議室内)になります。

P-206 有人火星探査のための惑星表面移動探査実験の成果と課題
宮嶋宏行(東京女学館大)、安濃由紀、村川恭介(日本火星協会)、日本火星協会Team Nippon

 
11月23日、24日、日本科学未来館で開催されているロケット交流会に有人宇宙飛行コンソーシアムとして参加しました。

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会場の7Fイノベーションホール

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他の参加団体はロケットなど大型の展示物が多数あります。

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私たちは、宇宙楽器、閉鎖空間体験、Team Kanauとして参加したインスピレーションマーズ国際学生設計コンペの展示をしました。写真は、造形作家根岸さんによる宇宙楽器の展示です。無重力状態で利用することを想定しています。

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閉鎖空間体験

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この箱の中に顔を入れ、前後左右の4面の鏡を出したり隠したりしながら、空間の広さ認知に与える鏡の影響について体験してもらいました。4つの鏡のうち、どれを隠すかによって閉鎖空間の与える圧迫感が変わってきます。また被験者による個人差についても面白い知見が得られました。

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17:00-18:30には未来館ホールで、パネルディスカッションが開かれました。
実際にロケットを開発している専門家6名が、開発の安全性について議論していました。

ロケット開発のレイヤ(写真)を4つ分類し、失敗してもいいようなロケット開発の領域(例えば、学生や大学の研究室で開発するような規模のロケット開発)を確保することによって、開発者が成長するために必要な失敗を経験できると、北大の永田教授が話していらっしゃいました。

有人宇宙飛行で、大学の研究室レベルで経験できる、成長するための失敗ってなんでしょうか?
ハンズオン・トレーニングには必要なのでじっくり考えてみたいと思います。

24日もまだ開催しています。
講義のため私は参加できませんが、本日、NHKが私たちのグループの展示を取材に来るようです。

 
私が顧問を務める「有人宇宙飛行コンソーシアム」が、
11月23日(日)日本科学未来館で開催されるロケット交流会に参加します。

インスピレーションマーズ国際学生設計コンペで優勝したミッションの紹介や、狭い閉鎖空間で居住するための工夫などを展示する予定です。



 
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第58回宇宙科学技術連合講演会@長崎2日目11月13日(木)16:20から
「民間人が火星で長期間暮らしたらどうなるのか?」、につながるような話をします。

D 会場 OS07-1 宇宙で生きる! ~生命維持技術で有人火星探査を支える~ 
11 月13 日(木)9:20 ~ 10:40 司会者:大西 充(JAXA)
2D01 不要ガス除去装置仮想実証試験
○ 大西 充 , 島 明日香 , 桜井 誠人(JAXA)
2D02 有人宇宙探査のための酸素製造に関する研究
○ 桜井 誠人 , 島 明日香 , 大西 充(JAXA)
2D03 二酸化炭素吸着剤の開発と二酸化炭素処理装置の設計
○ 立原 悟, 伊藤 剛, 青木 伊知郎, 大西 充, 桜井 誠人(JAXA)
2D04 有害ガス除去用高性能活性炭の特性評価
○ 桑垣 整(環境技術サービス), 立原 悟 , 大西 充( JAXA),

D 会場OS07-2 宇宙で生きる! ~生命維持技術で有人火星探査を支える~
11 月13 日(木)10:50 ~ 12:10 司会者:桜井 誠人(JAXA)
2D05 CO2膜分離法の宇宙分野への応用(2)
○ 宮田 純弥, 寺本 正明, 岡田 治, 井崎 博和, 野々内 保, 花井 伸彰 , 清原 八里( ルネッサンス・エナジー・リサーチ),桜井 誠人(JAXA)
2D06 循環型空気再生における二酸化炭素還元システムに関する研究
○ 島 明日香 , 桜井 誠人 , 曽根 理嗣 , 大西 充(JAXA), 米田晶子(日本ピラー工業), 阿部 孝之(富山大)
2D07 多孔質触媒を用いる二酸化炭素還元反応炉の温度予測
○ 青木 伊知郎, 島 明日香(JAXA)
2D08 メタン発酵処理による廃棄物系バイオマスからのエネルギーおよび植物肥効成分の回収
○ 遠藤 良輔, 北宅 善昭(大阪府大)

D 会場OS07-3 宇宙で生きる! ~生命維持技術で有人火星探査を支える~
11 月13 日(木)14:10 ~ 15:30 司会者:宮嶋 宏行(東京女学館大)
2D09 ネットワークシステムの定常状態感度計算ソフトCOSMOS の開発と性能評価
○ 白石 文秀, 吉田 恵梨歌(九大), Eberhard Voit(Georgia Institute of Technology)
2D10 自律的階層制御を用いた ALS 物質循環制御
○ 中根 昌克 , 石川 芳男(日大), 宮嶋 宏行(東京女学館大)
2D11 陸生ラン藻の有効利用
○ 加藤 浩(三重大), 横島 美香, 木村 駿太, 古川 純, 富田-横谷 香織(筑波大)
2D12 陸棲ラン藻 Nostoc sp. HK-01 の高宇宙環境耐性のしくみ
○ 木村 駿太(筑波大), 加藤 浩(三重大), 佐藤 誠吾, 富田 - 横谷 香織(筑波大)

D 会場OS07-4 宇宙で生きる! ~生命維持技術で有人火星探査を支える~
11 月13 日(木)15:40 ~ 17:40 司会者:青木 伊知郎(JAXA)
2D13 サクラ属樹木の閉鎖生態系導入のためのモデル化
○ 富田 - 横谷 香織 , 阿部 友亮 , 佐藤 誠吾(筑波大), 馬場
啓一(京大), 加藤 浩(三重大), 鈴木 利貞, 片山 健至(香川大)
2D14 火星居住施設の物質循環型食料生産
○ 遠藤 雅人, 竹内 俊郎(東京海洋大)
2D15 アナログ実験施設を利用した有人火星探査実証実験の有効性について
宮嶋 宏行(東京女学館大)
2D16 宇宙で生きるー宇宙旅行並びに火星移住のための宇宙食-
片山 直美(名古屋女子大)
2D17 SICLE による有人火星ミッションの物質循環シミュレーション
○ 諸島 玲治, 森山 枝里子, 大浦 智史, 扇 拓矢, 広崎 朋史, 山下 明広(宇宙システム開発), 飯野 翔太(慶大), 宮嶋 宏行(東京女学館大), 石川 芳男 , 中根 昌克 , 寺尾 卓真(日大)
2D18 インスピレーションマーズ学生国際ミッション設計コンテストでの有人火星ミッション設計
○ 飯野 翔太(慶大), 小野 綾子(日本火星協会), 森山 枝里子(宇宙システム開発), 田中 鴻輝(慶大), 宮嶋 宏行(東京女学館大)

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宿泊していたホテルの隣は文明堂総本店
 
DDD関連トークイベント『japan jikkan編集長・ルーカスB.B.×ふうせん写真家・岩谷圭介 トークショー』
2014年10月28日(火) 代官山蔦屋1号館 2階イベントスペースで行われた岩谷さんのトークショーを見に行きました。

DDDは代官山デザインデパートメントの略です。10月24日から11月3日まで様々なイベントが実施されています。

岩谷さんの活動は「ふうせん宇宙撮影」でご覧になれます。

気球を利用した火星表面探査を検討していた、今年の6月に、初めて岩谷さんに連絡しました。
その時は結局、仕事の都合がつかず、十勝平野で実施する放球を見学できませんでした。

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イベントスペース

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大学生の時に、米国で行われていた「宇宙ふうせん」をインターネット上で見つけ、自力でこの活動を始めたようです。
1年目は4回実施しすべて失敗
2年目に実施した通算16回目の放球で初めて回収および撮影に成功
最近は、この活動が本職で、広告会社、テレビ局関連の撮影が多いそうです。

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1Fの展示(初期のモデルのミニ模型のようです)

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話には聞いていましたが、ここの蔦谷の広さ、質、量ともにかなり魅力的です。1日中いても飽きません。
宇宙関連の書籍スペース

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8月7日から8月10日の4日に亘って米国テキサス州リーグシティ(NASA JSC近く)のサウスショアハーバリゾートで行われた火星協会の年会に初めて参加しました。私たちのチームが、インスピレーションマーズ国際学生設計コンテストのファイナリストに選ばれたため参加しました。

発表は、大きく2つのセッションに分かれ、一般会員が発表する一般セッション(午後)、招待された専門家が発表するセッション(午前、夜)があり、後者は面白い話題が多いと思いましたが、前者の一般発表は、レベルの低いものが多数目につきました。

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会場のホテル

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Dr. Zubrin会長によるプレナリーセッション1 会長が昔検討したMars Dirctについて話していました。

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初日のナイトセッション1 オランダの実業家バス・ランスドルプによるMars Oneの講演です。
スライドを1枚も使わず、1時間近く聴衆を引き付け、参加者も一番多く、彼の話術に引き込まれている人がたくさんいました。

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Team Kanauの練習風景

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Mars Oneのクルーセレクション担当の一人
月面着陸した元NASAの宇宙飛行士で、日本人宇宙飛行士の育成にもかかわったと言っていました。

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Team Kanauのプレゼン

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Team Kanauの質疑応答

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プレゼン終了後の審査風景

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バンケットの最後 審査結果発表 Team Kanau優勝
2位はコロラド大学ボルダ―校
強豪だと思っていた、カリフォルニア大学デービス校(米国)、シュットガット大学(ドイツ)、デルフト大学(オランダ)を破っての優勝

今後、詳細な内容については専門誌や学会で各メンバーが発表していく予定です。


 
2014年6月14日 日本大学理工学部船橋校舎で私の在外研究報告会2013-2014が開催されました。
米国、および海外の宇宙居住、有人探査の研究に関する資料の一部を公開します。
コロラド大学ボルダー校、MIT、バイオスフィア2、MDRS、さらに中国、ロシアの研究施設まで紹介しています。





 
今週末、静岡県沼津市で行われる生態工学会年次大会で以下の2件の発表を行います。
火星砂漠研究基地でのTeam Nipponの活動について1件のポスター発表を、
インスピレーションマーズに関する有人宇宙船の設計について1件の口頭発表をします。

2014生態工学会 年次大会 6月27日(金)-6月28日(土)
静岡県沼津市 プラサ ヴェルデ

6月27日(金) 17:15-18:45 ポスターセッション
Team Nipponによる火星砂漠研究基地を利用した居住実験の概要
〇宮嶋宏行(東京女学館大)、片山直美、河合美佳、高瀬芳美(名古屋女子大)、岡本渉(公益財団法人科学技術交流財団)、諸島玲治(宇宙システム開発株式会社)、安濃由紀、村川恭介(日本火星協会)

6月28日(土) 13:30-13:45 セッッション 3 [宇宙開発・物質循環] 
火星砂漠研究基地でのアナログミッション成果を踏まえた有人火星探査ミッションの検討
○宮嶋宏行(東京女学館大)

また、今後、インスピレーションマーズに関しては
私のフルペーパの発表が、7月に米国アリゾナ州ツーソンで、
Team Kanau(日米学生グループ)による学生コンペの最終プレゼンが、8月に米国テキサス州ヒューストンで行われます。

7月に発行される論文に関しては、査読段階で様々なコメントが付き、修正に5月の一か月を要しました。
最終版を提出後、米国NASAでも同じようなフィージビリティ・スタディをを考えていたが、ペーパにはしなかったとオーガナイザーから言われ、発表を楽しみにしているとのメッセージをもらいました。

 
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5月31日に 有人火星探査 ISS活用 2030年以降実現へ検討着手
「文部科学省は30日、2030年以降の有人火星探査に向けた国際協力の進め方の検討を始めた」
など、マスコミ各社の報道がありました。
本当に?と思い 6月13日 文部科学省で行われた 国際宇宙ステーション・国際宇宙探査小委員会(第4回)を傍聴しました。

議題
(1)我が国のISS計画への今後の参加の在り方について
(2)我が国の国際宇宙探査への取り組み方について
(3)その他

資料4-1-1 これからの「きぼう」利用の進め方
資料4-1-2 ISS計画への参加に関する費用対効果
資料4-1-3 ISSにおけるロシアに依存する機能について
資料4-1-4 国際協力・安全保障・外交上の観点から見たISSの意味について
資料4-2  我が国の国際宇宙探査への参加シナリオ(案)

机上配布資料
資料3-1-1 「きぼう」の今後の利用方針・計画について(要約版)
資料3-1-2 「きぼう」の今後の利用方針・計画について
参考配布 米国科学アカデミー報告書「Pathways to Exploration」の概要

10時会議開始
 冒頭、主査(前駐米大使)より、机上に配布されている米国科学アカデミー報告書「Pathways to Exploration」についても話をしたという説明がありました。(結局、時間切れでそこまで到達せず)

 前回の会議を傍聴していないので、どのような議論があったのかはよくわかりませんが、今回は、120分のうち90分を(1)のISS関連の意見交換に費やしていました。
 ・ISS計画への参加に関する費用対効果が見えにくい。
 ・「きぼう」を利用した産業競争力強化につながる成果獲得をどのようにできるか。などです。
 ・運営費400百億円弱に対して、その成果は何か?
 ・これに対して、この経費のうち250億円はHTVの打ち上げ費用で、実際の費用は、「きぼう運営費と利用費のみではないか」という意見もありました。(資料4-1-2の1ページ参照)
 ・なかには、個別のコスト議論をしてもしょうがない、全体像を示す必要がある、という意見もありました。

 科学技術振興機構のG-TeC報告書「世界の技術力比較(2013年)」から引用した世界の宇宙技術力比較(2013)という資料も配布されていました。点数化されていて、順位は
 全分野 1位米国、2位欧州、3位ロシア、4位日本、5位中国
 有人活動分野 1位米国、2位ロシア、3位中国、4位欧州と日本
 ・当然、宇宙技術力全分野でも中国が4位ではないかという意見が複数の委員からありました。
 ・米国ヒュートロン社の調査では、すでに中国が4位になっているという意見もありました。

 会議が始まって90分が過ぎた11時半ごろ、国際宇宙探査の話に変わりました。
ISECGの国際宇宙探査ロードマップについてJAXAから説明があり、先進国グループはあまりやっていない、月着陸技術を日本(JAXA)は先行してやるという説明の後、
 ・ISS(有人宇宙活動)との関係は?
 ・本当は有人宇宙活動をやりたいではなく、月着陸を言い出す理由は?
 ・(月面探査に興味を持っている)中国やロシアとの協力はどのように考えているのか?
 (無人探査技術の先に有人探査技術があるという認識にない)複数の委員の方から、かなり変な質問が出ていました。
 (説明者や実務を知る人は、ものすごくフラストレーションがたまるかも?)

最初に主査が話題にした 米国科学アカデミー報告書 まで到達せず、この会は終了。

 会議後、
第3回の会議後の報道は、日本有人火星探査へ・・・・ でしたが、
第4回後の明日の新聞は、JAXA月面着陸表明、かな・・・
と冗談がどこからか聞こえてきました。5月31日の報道がいかに正確ではないかを示唆している、前回も今回も会場にいたどなたかの意見です。


米国科学アカデミーに登録し、「Pathways to Exploration – Rationales and Approaches for a U.S. Program of Human Space Exploration」をダウンロードし、少しだけ目を通しました。

報告書では、急速に力をつけている中国とのパートナシップ構築の可能性についても言及しています。
じっくり読んだ、報告はいずれ・・・


 
第57回宇宙科学技術連合講演会
10月10日(木)14:10~15:30に以下の発表があります。私は、在外研究でコロラド州ボルダーに滞在しているため、2K10の発表は日大の中根さんに代理発表をお願いしてあります。

OS-8 宇宙で生きる! ~人類居住環境の多様化~

2K10 地形と日照周期を考慮した月面南極域移動探査の生命維持システムの検討 宮嶋宏行(東京女学館大)、中根昌克(日大)

2K11 階層構造を用いたALS物質循環制御における施設規模の拡張 中根昌克、石川芳男(日大)、宮嶋宏行(東京女学館大)


 
今回の学会出張では、会場となっているベイルに行く前に、9月から客員教授として赴任するコロラド大学ボルダー校、火星協会のRobert ZubrinさんのPioneer Astronauticsに立ち寄ることも目的でした。


さて、第43回国際環境システム会議、今回のChairはW. Andrew Jackson、Texas Tech Universityです。彼とは、2年前にホテルのエレベータの中で立ち話をしたのを覚えています。

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会場となっているコロラド州ベイルのマリオットホテルです。自分の部屋から撮った景色です。デンバーから3000メートル級の山々を超えてレンタカーで移動してやっとたどり着いた場所です。なかなか素敵なところでした。

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月曜日の夕方にあった学生ポスターコンペティションです。このチームが優勝していました。

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冬はスキーリゾートとして有名な場所です冬場は、いったい一泊いくらかかるのでしょう。

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ゴンドラ乗り場の前のレストランで行われたOrbitechがスポンサーになったレセプションです。

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バンケットの様子
KeynoteスピーチはPARAGON社のCEO Taber MacCallumさんでした。18年前にこの会議で私が初めて名刺交換した人です。アリゾナ州ツーソンのバイオスフェア2で2年間居住した8人のうちの一人です。あとのときはこの会社が、こんな有名な宇宙ベンチャー企業になるとは思ってもみませんでした。
内容は、Inspiration Mars: Private Mars Voyage in 2018 についてでした。詳細は後日報告します。

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帰る前に、近くにあった小川を写真に撮ってみました。これからまたあの山を越えるのは大変だな~

 
6月29日(土)、30日(日)玉川大学で生態工学会年次大会が行われます。
私が関係する発表は以下の3件です。

6月29日(土)
ポスターセッション(視聴覚センター エントランスホール)
14:20-15:20
P03
物質循環制御システム研究開発用シミュレータSICLEの開発
○広崎朋史、扇拓矢、森山枝里子、諸島玲治、公平綾、山下明広、飯野翔太、吉田幸代(宇宙システム開発)、宮嶋宏行(東京女学館大学)、石川芳男、中根昌克(日本大学)
P04
大きな変動を伴うCELSS物質循環に対するラグランジュ分解調整法による再スケジューリングの有効性
○鹿島祥矢(日大院)、中根昌克、石川芳男(日大)、宮嶋宏行(東京女学館大)


6月30日(日)
セッション 3 [閉鎖系システム・宇宙開発] 座長:富田-横谷香織(筑波大)
13:00-13:15
多機能活性炭吸脱着数値シミュレーション(その2)
○大西 充、島 明日香、小口 美津夫、桜井 誠人(宇宙航空研究開発機構)、内海 友美、奥谷 猛(横浜国立大学)

13:15-13:30
光環境制御による効率的なニチニチソウ抗ガン剤成分の生産
○福山太郎(玉川大院)、大橋(兼子)敬子(玉川大・学術)、平田収正(大阪大院)、原田和生(大阪大院)、渡邊博之(玉川大院)

13:30-13:45
地形および日照周期を考慮した月面南極域移動探査の検討
宮嶋宏行(東京女学館大学)

13:45-14:00
長期有人宇宙ミッションにおける人工閉鎖系生命維持システムの破綻に関する理論的考察
○倉前正志(北海道大)、根本潤宣(北海道大)、前田享史(北海道大)、横山真太郎(北翔大学)

14:00-14:15
再生型生命維持システムと有人宇宙ミッション
○桜井誠人、曽根理嗣、島明日香、小口美津夫、大西充、立原悟、佐藤直樹(JAXA)


以下は、ダイクストラ法を用いて求めた、月南極シャクルトンクレータの拠点からマラパート山(14日間短期遠征)、シュレディンガー盆地(68日間長期遠征)への遠征経路です。


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第56回宇宙科学技術連合講演会で3件の研究発表と1セッションの司会をを行いました。

OS-03 宇宙で生きる!
11月21日 9:10~10:30 司会:大西充(JAXA)
〜人類居住環境拡大への取り組み〜 (その1)
2D01
多機能活性炭吸脱着数値シミュレーション
○大西充, 島明日香, 小口美津夫, 桜井誠人(JAXA), 内海友美, 奥谷猛(横浜国大)
2D02
JAXAにおける有害ガス除去研究状況と軌道上実証計画について
○立原悟, 佐藤直樹, 大西充, 桜井誠人, 島明日香(JAXA)
2D03
サバチエ反応の触媒開発
○島明日香, 桜井誠人, 曽根理嗣, 大西充(JAXA), 阿部孝之(富山大)
2D04
次世代型水再生装置の開発(II)
○小口美津夫, 桜井誠人, 大西充, 島明日香(JAXA)

OS-03 宇宙で生きる!
11月21日 10:40~12:00 司会:遠藤雅人(東京海洋大)
〜人類居住環境拡大への取り組み〜 (その2)
2D05
レーザ高度計データを利用した月面移動探査のための生命維持設計の検討
○宮嶋宏行(東京女学館大)
2D06
耐故障性を考慮したCELSS電力管理
○木村友紀, 中根昌克, 石川芳男(日大), 宮嶋宏行(東京女学館大)
2D07
物質循環制御システム研究開発用シミュレータSICLEの開発
○扇拓矢, 森山枝里子, 飯野翔太, 山下明広, 濱田大典, 広崎朋史, 公平綾(宇宙システム開発), 宮嶋宏行(東京女学館大), 石川芳男, 中根昌克
2D08
頑健なCELSS設計のための方策の提案
○白石文秀, 江頭正朗(九大・院)

OS-03 宇宙で生きる!
11月21日 14:10~16:30 司会:宮嶋宏行(東京女学館大)
〜人類居住環境拡大への取り組み〜 (その3)
2D09
有人宇宙居住のためのMTB/有機ハイドライド技術の可能性展開
○市川勝(東京農大)
2D10
インフレータブルスペーステラリウムの開発と軌道上展開について
○岸本直子(摂南大), 青木隆平(東大), 及川佑, 渡辺和樹(ウェルリサーチ), SIMPLE共同研究開発チーム
2D11
ラン藻の機能を活用した火星居住構想
○新井真由美(日本科学未来館), 富田-横谷香織(筑波大)
2D12
陸棲ラン藻Nostoc sp. HK-01のガンマ線及びUV耐性の検証
○味岡令子, 富田-横谷香織, 五十嵐裕一(筑波大), 新井真由美(日本科学未来館), 加藤浩(三重大)
2D13
宇宙環境と樹木‐マメザクラ”CosmoBon”のモデル化
○富田—横谷香織(筑波大), 鈴木利貞(香川大), 加藤浩(三重大), 馬場啓一(京大)
2D14
スピルリナ‐ティラピア間の物質循環による宇宙養殖
○遠藤雅人, 西村友宏, 矢野央樹, 竹内俊郎(東京海洋大)
2D15
木星系有人探査に必要な生命維持システムの概念と課題
○下田隆信(JAXA)


 
42nd International Conference on Environmental Systems

15 - 19 July 2012
Location: San Diego, California
Venue: Hilton San Diego

において以下の2件の発表を行いました。有益なアドバイスをたくさんいただいたので、今後の研究に反映させたいと思います。

Session 43-ICES501-B Life Support Systems Engineering and Analysis B
H. Miyajima, Rover Routing Problems and Distributed Life Support Systems Analysis for Lunar Surface Exploration, AIAA-2012-3505 発表資料

Session 6-ICES301 Advanced Life Support Systems Control
M. Nakane, N. Yamazaki, Y. Ishikawa, H. Miyajima, System Structure Modification in Advanced Life Support System using Autonomous Control Method, AIAA-2012-3410


 
6月16日(土)、17日(日)に青森県十和田市の北里大学獣医学部で行われる
生態工学会年次大会の2日目に1件発表します。
その他に共著として2件の発表をしています。
以下が関連するセッションのプログラムの抜粋です。

私の発表では、月面南極付近での有人与圧ローバの遠征探査における経路と物資補給の問題について生命維持の観点から議論しています。月面地形の作成には月周回衛星かぐやのデータを用いています。

rover_route.png

2012生態工学会 年次大会 2日目 プログラム

セッション1 [ エネルギー・食糧・環境循環]

プログラム一部省略

10:30-10:45 06 ISSデモンストレーションを目指した空気再生の研究
        ○桜井誠人、島明日香、小口美津夫、大西充(JAXA)
10:45-11:00 07 CELSS内の廃棄物処理法の違いが物質循環へ及ぼす影響
        ○紫藤洋平,中根昌克,石川芳男(日大),宮嶋宏行(東京女学館大)

11:00-11:15 08 温度,降水,葉の接触刺激がカラマツのテルペン類放出に及ぼす影響
        ○望月智貴(静岡県大)、植山雅仁(大阪府大)、高橋善幸(国環研)、三枝信子(国環研)、
           谷晃(静岡県大)
11:15-11:30 09 家畜堆肥を利用した環境浄化技術の開発
        〇川本拓巳1・皆川秀夫2・土肥哲哉3・田中勝千2 (1 北里大・院、2 北里大、3 東京大)

セッション2 [動態解析・基礎研究]

12:30-12:45 10 多機能活性炭吸脱着数値シミュレーション
        〇大西 充、島 明日香、小口 美津夫、桜井 誠人(宇宙航空研究開発機構)、内海 友美、
           奥谷 猛(横浜国立大)
12:45-13:00 11 月面南極付近での広域有人探査のための生命維持システムの検討
        〇宮嶋宏行(東京女学館大)
13:00-13:15 12 サバチエ反応の低温化に関する研究
        ○島明日香、桜井誠人、曽根理嗣、大西充、阿部孝之
13:15-13:30 13 多機能活性炭の二酸化炭素-水同時吸着機構
        ○奥谷 猛(横国大)、内海友美(横国大)、大西 充(JAXA)
13:30-13:45 14 物質循環制御システム研究開発用シミュレータSICLEの開発
        ○扇 拓矢、公平綾、飯野翔太、森山 枝里子、広崎 朋史、濱田 大典、大熊 成裕、
           大貫 剛(宇宙システム開発株式会社)、宮嶋宏行(東京女学館大)、石川芳男、
           中根昌克(日本大)


プログラム一部省略
 
有人ロケット研究会定例会で講演します。

日時:2012年6月2日(土)

場所:関東ITソフトウェア健康保険組合 市ヶ谷健保会館E室

プログラム:定例会

 14:30~15:30 講演「有人宇宙システム開発における大学の教育・研究事例」(宮嶋) 資料1資料2
 15:30~15:45 「第8回能代宇宙イベントについて」(和田)
 15:45~16:00 「第2回宇宙旅行者フォーラム開催報告」(箱田)
 16:00~16:10 「ロケット交流会企画について」(大貫剛)
 16:10~16:20 「サブオービタルアンケート集計結果報告」 or 「米国商業宇宙輸送機開発状況のご紹介」(大貫美鈴)
 16:20~16:30 「会員関連企業活動紹介」(広崎)

 
日本マイクログラビティ応用学会 第25回学術講演会(JASMAC-25)@IHI 横浜事業所ゲストハウス


  11月28日 11:00-12:00 特別セッション「生態工学セッション-人類活動圏の拡大-」

  11:45 28A08 スペースコロニー内の人工重力下における大気循環の解析
         ○宮嶋宏行(東京女学館大)
         Air Circulation Analysis under Artificial Gravity in a Space Colony
         ○Hiroyuki MIYAJIMA (Tokyo Jogakkan College)

        ※ 学会発表用に今回新しく作成した動画がこちらです。

第55回宇宙科学技術連合講演会 @愛媛県県民文化会館(ひめぎんホール)

  12月2日 14:10~15:30 OS:宇宙で生きる! ~人類居住環境拡大に向けて~(その3)

  14:50 3F10 分散型生命維持システムの運用と故障解析○宮嶋宏行(東京女学館大)


 
9月10日(土)にお台場のTOKYO CULTURE CULTUREで行われた

Google Lunar X PRIZE 日本チーム オフィシャル・ファン・ミーティング Vol.3
~月面探査ローバーを生で見れる!
さらにローバー開発リーダーの吉田教授もファン・ミーティング初参加!~

に参加してきました。Google Lunar X PRIZEには前から興味を持っていましたが、日本からのメンバーが含まれるチームがエントリーしていることは8月29日の記者発表で初めて知りました。

この月面無人探査レースには、世界18ヶ国28チームが参加しており、
日本からはホワイトレーベルスペース・ジャパン(WLSJ)が唯一エントリーしています。

13:00~
 1. WLSJ代表 袴田氏のプレゼン WLSについて、WLS代表からのメッセージ
 2. WLSJ経営戦略担当 中村氏のプレゼン 関連イベント、資金調達、ルナマイレージについて
13:50~
 休憩、メンバー紹介
14:00~
 3. 東北大学宇宙ロボット研究室 吉田教授の経歴とローバー紹介
14:30~
 Q&A
15:00~
 4. プロトタイプローバー操縦権剥奪クイズ大会


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会場のTOKYO CULTURE CULTURE

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始まる前のステージ
この日の参加者は30人くらいでしょうか?

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発表会スライド、8月29日の記者発表と同じだといっておりました。


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日本メンバーが担当しているのは、全体の中のローバ部分、その他の着陸機などはヨーロッパのメンバーなどが担当しているようです。打ち上げロケットはロシアをはじめいくつか候補があるようです。
また技術開発だけではなく、関連したイベントを企画し、専門家ではない多くの人々の参加を期待しているようです。このスライドはイベント関連図ですが、この写真ではよくわかりませんね。

DSC_0748t.jpg
ステージに登場した開発中のローバ、8kgぐらいの質量があり、目標の10kgにはまだ2kgぐらい余裕があるそうです。
しかし、材質などは、現在は実際に宇宙で使うものではなく、今後、宇宙用のものが開発される予定のようです。

DSC_0751.jpg
ノートパソコン、コントローラを用いてローバを操縦する外国人留学生(名前は確かネイサン)

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ローバの特徴

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1997年以降の様々なタイプのローバの地上走行実験

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月面着陸地点、クイズ形式で出題しておりました。参加者のうち最後の一人になると、ローバの操縦権が得られるという特典付きです。

DSC_0771t.jpg
ローバのアップ写真、(2010年秋から設計に入ったプロトタイプ)
この写真は展開された状態で、実際には折りたたまれた状態で打ち上げられます。
太陽電池はダミー、ほとんど部材はまだ仮の材質のようです。

Q&Aでは、会場から他のチームに先を越された場合にも打ち上げるのかとの質問に、打ち上げると回答していました。途中で発表がありましたが、このイベントは2万人がニコニコ生放送で見ているとのことでした。

最後に、参加者全員でローバに搭載されている360度カメラで記念撮影をして終了。
Google Lunar X PRIZE の詳細については、上記のホワイトレーベルスペース・ジャパンのホームページをご覧ください。

このとき撮影した動画
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7月20日オレゴン州ポートランドで行われた国際環境システム会議において、以下のようなタイトルで発表を行いました。昨年は月面ローバーの移動を1次元モデルで扱っていましたが、本論文ではローバの移動を2次元に拡張した運用法を提案し、実際の運用で想定されるような状況に対応できるようにしています。

A Logistics Analysis and Control of Distributed Life Support Systems for High-Mobility Exploration

この会議の全般的な様子については後日報告します。


 
2011年6月15日(水)~16日(木)
宇宙航空研究開発機構 調布航空宇宙センター で
2011生態工学会年次大会が行われます。

私の発表は、16日(木)9:45-10:00
月面高機動探査のための分散型生命維持システムの運用法 です。
 
有人宇宙飛行50周年
生命維持システム研究の歴史と生態工学会の20年
-3000件の文献調査から見える日米欧ロの研究と中国の躍進-

宮嶋宏行 東京女学館大学

生態工学会定例研究会
駿河台記念館 3F 320号室
2011年5月20日(金)
 
第54回宇宙科学技術連合講演会@静岡

2日目F会場で発表予定でしたが、
本日は日本高等教育評価機構実地調査のため大学待機を命ぜられ、2日前に発表をキャンセルしました。 発表予定だったスライドが以下のものです。


2日目 F会場: 1003
OS:宇宙で生きる! ~人間生存環境拡大の試み~ (OS:宇宙で生きる-1) 11 月18 日9:00~10:20 司会:大西充(JAXA)
2F01 有害ガス処理技術の研究状況○立原悟(JAXA)
2F02 籾殻からの炭酸ガス-水同時吸着材の開発○奥谷猛, 水戸賢吾, 内海友美(横浜国大), 大西充, 島明日香(JAXA)
2F03 省リソース型不要ガス除去の検討○大西充, 島明日香, 小口美津夫, 桜井誠人(JAXA), 奥谷猛(横浜国大)
2F04 活性炭表面を被覆した酸化チタン多孔性薄膜によるVOC含有空気の処理○白石文秀, 柴田祐一朗, 福田孝志(九大)

OS:宇宙で生きる! ~人間生存環境拡大の試み~ (OS:宇宙で生きる-2) 11 月18 日13:20~14:40 司会:白石文秀(九州大)
2F05 宇宙ステーション内における空気再生装置に関する研究○宇宿功史郎, 戸田勧(早大), 桜井誠人, 島明日香, 大西充, 吉原正一(JAXA)
2F06 サバチエ反応による二酸化炭素還元の低温化に関する研究○島明日香, 桜井誠人, 吉原正一, 曽根理嗣, 松本康司, 大西充(JAXA),阿部孝之(富
山大)
2F07 生命維持技術の開発に向けたMHIの取り組み○村瀬浩史, 本馬敦子(三菱重工)
2F08 有人宇宙探査を目指したECLSS ○桜井誠人, 島明日香, 大西充(JAXA)

OS:宇宙で生きる! ~人間生存環境拡大の試み~ (OS:宇宙で生きる-3) 11 月18 日14:50~16:10 司会:桜井誠人(JAXA)
2F09 閉鎖型生態系実験施設を用いた植物栽培の水の再利用○新井竜司, 谷享, 多胡靖宏(環境研)
2F10 CELSSに対する自律分散制御手法の適用○山崎暢大, 大田理彬, 中根昌克, 石川芳男(日大), 宮嶋宏行(東京女学館大)
2F11 持続的火星滞在に向けたロジスティクスの構築○秋山靖博(東大), 稲谷芳文(JAXA)
2F12 移動型有人月面探査のための分散型生命維持システムの運用○宮嶋宏行(東京女学館大)

OS:宇宙で生きる! ~人間生存環境拡大の試み~ (OS:宇宙で生きる-4) 11 月18 日16:20~18:00 司会:北宅善昭(大阪府大)
2F13 宇宙での閉鎖循環式魚類養殖○遠藤雅人, 竹内俊郎(東京海洋大)
2F14 セルロースからの化学的有用物質製造○富永健一, 森敦, 福島友吏子, 島田茂, 佐藤一彦(産総研)
2F15 樹木の重力依存現象と関与する機能分子○富田‐横谷香織, 本橋恭兵, 佐藤誠吾(筑波大), 馬場啓一(京大), 桜井直樹(広島
大), 橋本博文, 山下雅道(JAXA)
2F16 ラン藻の宇宙環境耐性○五十嵐裕一, 富田‐横谷香織, 本橋恭兵, 佐藤誠吾(筑波大), 新井真由美(日本科
学未来館), 馬場啓一(京大), 大森正之(中央大), 橋本博文, 山下雅道(JAXA)
2F17 宇宙閉鎖生態系での植物生産における気流環境調節の重要性○北宅善昭(大阪府立大)
 
宇宙農業サロンで以下のように話題提供をしました。


日時:2010年 9月11日(土)13-17時
場所:東京八重洲ホール 302号室

話題

三河内岳 :火星隕石から見た火星
森滋夫 :ヒトにおける低酸素、高炭酸ガスの限界
中沢武 :きのこは宇宙農業にどのような貢献ができるのか?
宮嶋宏行 :空間を考慮したスペースコロニー内の人工生態系のシミュレーション
森田大介 :新宇宙食シルクナゲットを食べてみる!
宮川照男 : 擬似微小重力栽培モヤシ
立花智子 :宇宙大豆プロジェクト
片山直美 :COSPAR2010 Bremen 報告
宇宙農業 :クロマルハナバチの実験計画


この研究会では、宇宙農業を意識した食材の試食があります。
以下は、ポルチーニ、シルクナゲット、イベリコ君、ズッキーニの写真です。
食材が何かをあまり気にせず、おいしくいただけました。

food4.jpg


Rota Garden 回転式スプラウト栽培機の写真
2時間に一回、回転部分が下降し回転しながら栽培作物に自動で水分供給を行うようです。
ピコ豆、ブロッコリー、ラディシュ、レッドキャベツなどを栽培できるようです。

rota.jpg

 
8月9日(月)日本大学理工学部航空宇宙工学科石川研究室の輪講で発表を行いました。

ICES2010報告
COSPAR2010 F4報告
私の発表報告
 ・An Operations Management Method for a Logistics Network of Distributed Life Support Systems on the Lunar Surface
 ・Simulation Studies of the Harnessing of Artificial Ecosystems in Space Colonies
MIT Strategic Engineeringの研究紹介
Logistics Network運用アルゴリズム開発におけるMindstormsの利用

以上の内容について報告しています。発表資料は「有人宇宙システム開発と大学における研究」です。


今年の夏は、今まで開発してきた月面ローバーの運用システムをMindstormsに実装してみようと考えています。
 
平成22年5月25日(火)
中央合同庁舎第4号館4階
共用第4特別会議室であった月探査に関する懇談会を傍聴してきました。
警備を通過した後、エレベータに乗ると
会話の内容から、目の前にいる方が懇談会の座長(白井克彦早稲田大学総長)だとわかりました。
今日が最終案の取りまとめのようです。

傍聴者数十名はどうもメーカーの担当者が多いように感じました。
宇宙開発戦略本部のホームページにアップされている資料が
椅子の上に配布され2時間の議論が行われました。
座長、18名の委員、事務局5名、泉政務官の席が一席、
私は初めての傍聴で、議論の流れの意味するところが初めはわからなかったのですが、
最後の方でわかりました。

今日が最終案の取りまとめで事務局から案が示された。
宇宙関係者はおおむね満足する原案で、
ロボット関係者はまだ議論の余地がある原案だと考えている。
また、研究者ではない有識者からは、もっと国民の関心を引くための工夫が必要ではないかという意見が複数の委員からでていました。
例えば、資料での図の作り方や、ネーミングなどについて意見が出ていました。
詳しくは公式発表をご覧ください。

私が印象に残ったのは、議論の内容ではなく
座長の議論裁き、泉政務官の場の和ませ方(参議院本会議出席のため4分間のみの滞在)の見事さです。

来週には、事務局からパブリックコメント募集が開始され、広く意見が募集されるようです。

 
7月にドイツ・ブレーメンで行われるCOSPAR2010の
F43 Mathematical and Computer Simulation of CELSSセッションで以下のような発表をします。
Simulation Studies on Harnessing of Artificial Ecosystems in Space Colonies

3年ほど前から大規模なスペースコロニー内の環境制御に興味を持ち
文献収集を行ってきました。構造や力学的検討を行った論文はいくつかありますが、
内部の環境について検討したものはほとんどありませんでした。
存在するそれらの論文は1970年代のものばかり。
30年以上経た今、現在の計算技術を用いてその環境を模擬します。

ゴールデンウィークを利用してモデル構築を行っています。
経過につきましては後日報告します。


     
 
2010生態工学会年次大会が行われます。

開催日時: 2010年5月14日(金)・15日(土)
会場: 沖縄県農業研究センター
共催: 沖縄農業研究会

私の発表は、15日の大会一番最後(14:26~)の発表です。
16.広域移動型有人宇宙探査のための分散型生命維持システムの管理

ロジスティクスネットワークを形成し、
複数の有人与圧ローバーや物資輸送装置を運用して
広域の有人宇宙探査を行う場合の生命維持システムの話です。

 
2009年8月25日(火)に日本大学理工学部航空宇宙工学科石川研究室輪講で発表を行ったときの資料を公開しました。

宇宙飛行生物学(Bioastronautics)の大学院教育への利用
 
現在、宇宙飛行生物学の大学院教育への利用について調査しています。

今回参加した国際会議で、大学院の航空宇宙工学科カリキュラムに宇宙飛行生物学が取り入れられた実践報告がなされていました。

その中で利用されているテキストが以下の2冊です。

1. Human Spaceflight Mission Analysis and Design, eds. Larson and Pranke, The McGraw-Hill Companies, Inc., NY, Space Technologies Series, 1999
2. Spaceflight Life Support and Biospherics, Peter Eckart, Space Tech. Library Vol. 5, Kluwer Academic Publishers & Microcosm Press, 1996

以前から、有人宇宙システムを学ぶには良い書籍だなと思っていました。


さて、宇宙飛行生物学(Bioastronautics)とはどんな学問なのでしょう?
宇宙生物学(Astrobiology)とは違います。
しかし、Bioastronauticsを調べると、宇宙生物学と出てくる辞書や文献もありますが、ここでは「宇宙飛行生物学」と訳します。

この専門分野の背景にあるのは
・宇宙飛行の人間への生物学的・医学的影響に関する研究。
・クルーが危険な宇宙環境にさらされるリスクを同定、評価して、減少させる。
ということです。
まるで宇宙医学のように聞こえますが、工学的要素の検討が入っているところが宇宙医学とは違うところです。

これは以下の5つの分野から構成されます。
Human Health
Behavioral Health and Performance
Advanced Human Support Technologies
Radiation Health
Autonomous Medical Care

この5つの分野の中で私の専門は、Advanced Human Support Technologiesです。その他は全く詳しくありません。この分野では、例えば、以下のようなことを取り扱います。

・宇宙船および惑星住居で人間居住をサポートするための効率的で、信頼できる、自律的な技術やシステムの開発。
・食料、生命維持システム、環境監視・制御システム、EVA技術、ヒューマンファクターの検討

このような学問が米国の大学院の一部で体系的に取り入れられています。
有人宇宙システムの設計が授業の中に取り入れられているところが米国のすごいところです。

詳細についてただいま勉強中です。

参考文献
宇宙生物学ロードマップ
宇宙生物学ロードマップ J-Global


つづく・・・

つづきの資料を公開しました。


 
International Conference on Environmental Systems (ICES)
July 12-16, 2009
Hyatt Regency, Savannah, Georgia, USA

現在、米国ジョージア州サバナで開かれている国際環境システム会議に出席しています。
この会議にはじめて出席したのが1995年、それから15年経ちました。
その間に、日本からの出席者は大きく減少し、米国の出席者も大きく変わっています。最初のころからいた方は1/4以下でしょう。
会議では、熱制御と生命維持が大きなテーマで、私が関係しているのは生命維持です。
国際宇宙ステーション、宇宙船、月面拠点、火星基地などの生命維持システムに関連したテーマが多く発表されています。
今年新しく目に付いたところでは、スターシップに関係した発表がありました。
恒星間飛行、いつかはやってみたいテーマです。

さて、今回の私の発表は
7月14日15時45分Advanced Life Support Systems Controlセッションで最初の発表です。タイトルは
Development of Simulation Tool for Life Support System Design Based on the Interaction Model

話を全体に戻しまして、
今年は、ここ数年で、セッションの構成が一番変わったと思います。
有人宇宙システム関係の研究者の間では、有人月探査が国際宇宙ステーションの次の関心事で、それにぴったり照準を合わせたような具体的な議論が毎日ここでなされています。
これについては帰国してから詳しい報告を行います。

7月13日この辺はすごい雷雨でした。
シャトルの打ち上げ、大丈夫かなと思ったら、やはり雷の影響により延期になりました。
次の打ち上げ予定は今日ですが、いま、また雷雨になりそうな雨雲がちょっと出てきています。


 
生態工学会年次大会 特別企画会場@筑波大学

有人宇宙システム(JAMSS) による展示を見てきました。

私の研究の中に、月面基地や火星基地で有人活動をする際に、衣類をすべて地球から持っていくのがいいのか、現地で洗濯するのがいいのかという課題があります。
地球から持っていくときには活動期間にもよりますが相当な量になります。
現地で洗濯するためには宇宙用洗濯機の開発、電力の供給、水の供給・再生などクリアーしなければならない様々な課題があります。

以前、この抗菌下着を知ったときに、補給物資のコスト計算が変わってくるだろうなと思い興味を持っていました。


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下着 4日に1枚消費


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シャツ 2週間に1枚消費
このシャツは、日本人宇宙飛行士がよく着ています。


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このシャツは汗をかいたあとの乾きも早く土井さんのお気に入りだそうです。


これらの衣類はは検証用であり、通常のNASAの衣類の一部に置き換えて使用しているそうです。
開発したのは日本女子大学多屋淑子教授が率いるグループ。




 
19日(金)、20日(土)と筑波大学で2009生態工学会年次大会があります。

私は、20日(土)の10時ごろの発表です。

日本の有人宇宙活動に向けた 生命維持システム技術に関する考察 ― 要素技術の分析 ―

 

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 3月14日「JAXA宇宙探査イベント宇宙探査の始動」(定員370名)に参加しました。

プログラム http://www.jspec.jaxa.jp/2009yokohama/index.html
小惑星探査機「はやぶさ物語」 http://spaceinfo.jaxa.jp/inori/index.html

 第一部は、音楽と探査映像の紹介、第二部は宇宙探査に関する講演でした。私は第二部から参加しましたが、その時点で7~8割ぐらい席が埋まっていたように感じました。第一部の内容からか、先週の東京シンポジウムに比べ若い女性や子どもも多いなと感じました。以下私のメモです(必ずしも正確とは限りません)。

15:20~15:25 挨拶 川口淳一郎(JAXA月・惑星科学プログラムディレクタ)
 もう一つのはやぶさであるJRの寝台特急列車が昨日引退しました。会場の隣では日本ボートショー(宇宙船との船つながり)が行われています。
 本日のタイトルは「宇宙探査の始動」となっていますが、私にとっては始動ではなく継承ですと強調していました。

15:25~15:45 今後の探査への期待 室山哲也(NHK解説主幹)
 松本零士さん、自分の息子、NHKの後輩たちなど宇宙にイカれた人たちの例を挙げながら宇宙はどうしてこんなに興奮するのか、宇宙には直径4000kmのダイヤモンドがあるという例を挙げ宇宙は驚きに満ちているということを強調していました。
 哺乳類は、冒険心(知的好奇心)を持っていることが特徴であり、特に人間は、他の哺乳類とは違い、大人になっても冒険心を忘れない。だから探検が好きなのだということを話していました。

15:45~16:25 月探査計画について 大竹真紀子(JAXA月・惑星科学プログラムグループ助教)
 かぐやが撮った月の映像をもとに月面の画像を解説していました。特に、自分が開発や分析を担当している分光カメラの話をしていました。いまでもかぐやが1日に送ってくる画像データは6MB、私一人では解析ができないので、ぜひみなさん協力してくださいと会場にお願いしていました。

16:25~17:05 小天体探査計画について 吉川真(JAXA月・惑星科学プログラムグループ准教授)
 はやぶさ、はやぶさ後継機、小惑星の分類のはなしからはじまり、特に太陽系小天体探査のキーワードとして5+αを強調していました。
 1.科学
 2.スペースガード
 3.資源
 4.有人ミッション
 5.技術
 α.文化創造、次世代の育成
最後に紹介していた大阪のプラネタリウムで公開されるはやぶさの映像は最高でした。

HAYABUSA BACK TO THE EARTH http://hayabusa-movie.jp/

17:05~17:15 小休憩 月探査ローバモデル、宇宙服、はやぶさの回収カプセルなどが展示

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17:15~18:25 意見交換セッション―探査活動の未来―

モデレータ: 山根一眞 ノンフィクション作家
登壇者: 室山哲也 NHK解説主幹
      川口淳一郎 JAXA月・惑星科学プログラムディレクタ
      加藤學 JAXA月・惑星科学プログラムグループ教授
      吉川真 JAXA月・惑星科学プログラムグループ准教授
      土井隆雄 JAXA宇宙飛行士


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後で気が付きましたが撮影禁止でした。たくさん撮ったので1枚だけ。

 

 



 モデレータ山根一眞さんの司会により意見交換が始まりました。会場の聴衆にあわせて10分に一回以上は軽いジョークで会場を沸かせていました。

山根
定額給付金は2兆円、日本人一人当たり1万5千円(平均)
はやぶさは日本人一人当たり150円払ったのに相当する。

土井
3月7日の東京シンポジウムとほぼ同じ内容(3月7日の記事を参照)でした。
ISSでは一度物がなくなると広すぎて見つからない。

吉川
はやぶさには1000人以上の人がかかわっている。草の根型。

加藤
かぐやは、NASDA-ISASの統合を先取りしたミッションだった。
昨年50回以上講演している。10年後宇宙飛行士募集するから中学生に応募する準備をしておくように言っている。
かぐやは1コインミッション(日本人一人当たり500円)

川口
探査の技術の蓄積は「のこぎりの刃」落ちる前に次の山を刃を重ねる必要がある。人材育成が大事。
知らないことを知ってみたい。無人探査も、有人探査もゴールは同じ。
未踏探査はロボットしかできない。
未開探査は有人でしかできないこともある。

有人宇宙探査は資金的に国際協同が必要。

山根
文科系で宇宙での創造を学ぶようなところがない。

次の有人宇宙ミッション2030年ごろでは遅い。
アポロから70年経っている。私は90歳を超えている。
みんな給付金の2兆円で焼肉とか行くんですよ。月に行ったほうがいいでしょう。
問題はお金。
(加藤:有人月探査には1兆円ぐらいかかる。川口:単独でやったら5兆円ぐらいかかる)
サブプライムでは200兆円消えてなくなった。10兆円ぐらい安い。

室山
軍事が絡むかどうかが問題。
中国は本気。
日本には科学をきちんと理解している政治家がいない。

山根
土井さん、土井新党作ってください。

18:25~18:30
樋口清司 JAXA月・惑星科学プログラムグループ統括リーダ

挨拶よりも、メンバーを紹介したい。
次回は、有人月探査をどうやってやるかを話題にしたい。

 

2009年3月8日(日) 午後9時00分~9時49分
総合テレビ

宇宙飛行士はこうして生まれた
~密着・最終選抜試験~

10年ぶりに宇宙飛行士の募集が行われました。
この番組は、1週間にわたり20以上のテストを行った最終選考の様子に密着したものです。

今回最終的に候補に選ばれた二人はパイロットでした。
(米国ではパイロットが宇宙飛行士になることは一般的によくある)

番組の中で、「今回募集する宇宙飛行士は、コマンダー(船長)を目指せる人にしたい」と言っていました。この辺を考慮して、候補者2名が決まったのでしょうか。

番組の中では、宇宙飛行士に求められる資質として、

リーダシップ
ストレス耐性
場をなごませる力
緊急対応能力
覚悟

の5つを挙げてしました。

これらの資質を有するかをテストするために、おりがみ、ロボット製作、一芸など様々な課題をこなす様子が放送されていました。

3月7日の記事で書き忘れましたが、
このとき決まった2名の宇宙飛行士候補の方が、東京シンポジウムに参加されていました。

シンポジウムの参加者から、
今回の候補者は、2名ともパイロット出身ですが、将来、(有人宇宙機の開発で)テストパイロットとして活躍してもらうつもりなのか?
という質問がありましたが、立川理事長はきっぱり否定していました。

こんなやり取りがあったのを今思い出しました。

 

宇宙飛行士については、もう少し詳しい記事を書こうと思いますが、今日はここまで。

 

 

 

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東京シンポジウム 宇宙と人間 の講演を聴いてきました。

第一部は、「宇宙と人間」―人文社会科学からのアプローチ―
第二部は、「宇宙と人間」―新たな芸術表現の創出―
第三部は、「宇宙と人間」―有人宇宙活動の未来―

第一部の終わりごろに会場に到着すると、
受付で「宇宙問題への人文・社会科学からのアプローチ」財団法人 国際高等研究所
の分厚い資料をわたされました。
これを見ると2002年に研究会を立ち上げ、それ以降おこなってきた研究成果の発表が第一部に当たります。

会場の後ろの方では別の資料も配布されていました。
宇宙文化の創造 ISSN 1349-113X JAXA-SP-06-008
ここには第二部で紹介されていたような、宇宙に関連した芸術の数々が収録されています。

例えば、
2章 文化/芸術の取り組み
2.1 微小重力環境における芸術表現の未来(東京芸術大学)
2.2 宇宙への芸術的アプローチ(京都市立芸術大学)
2.3 アートの効果的利用に関する試行的プロジェクト(武蔵野美術大学)
2.4 無重量環境における東アジア古代舞踊の試み(お茶の水女子大学)
2.5 スペースダンス ~或る日、宇宙で~(東京スペースダンス)
3章 文化/芸術教育への取り組み
3.1 無重量空間における遊戯装置(筑波大学)
3.2 宇宙輸送機器デザイン(東洋美術学校)

また、ISSで米国の宇宙飛行士が軽量粘土で人形を作る実験(日本人の提案実験)の紹介が映像でありましたが、素人とは思えない上手さ、何回も練習したのかなと思いました。

 
さて、私が一番興味があったのは第三部です。

このシンポジウムの前日、3月6日には以下のようなニュースが流れています。
政府の宇宙開発戦略本部は六日、今後の宇宙政策を検討する専門家会合で、将来の有人宇宙開発計画の素案を示した。当面は月に重点を置き、二〇二〇年ごろにロボットによる探査を実施したうえで、二五-三〇年ごろに本格的な有人月面探査に移行するとしている。 (2009. 3. 7日経新聞) 

この第三部は、ちょうど良いタイミングで行われたといえます。


宇宙と人間 有人宇宙活動の未来
司会   :高柳雄一 多摩六都科学館館長
パネリスト:松本紘 京都大学総長
      土井隆雄 JAXA宇宙飛行士
      的川泰宣 JAXA技術参与

私のメモをもとに簡単にまとめると以下のようになります。

(松)
生存圏の拡大のために有人宇宙活動が必要。

(的)
1.今年は記念すべき年、ガリレオ400年、アポロ40年、ダーウィン生誕200年(種の起源150年)
2.有人の基礎は無人にある。米国はアポロのときに無人探査がものすごく発達している。
3.はやぶさ、ひので、かぐやはサイエンスの表紙を飾った。宇宙理学と宇宙工学の融合、全国の大学と研究所の共同という形で進めてきた。有人宇宙活動でもこの形は大事である。
4.今後の宇宙開発で自分の国で輸送機を持つのは大事。いま自前の輸送機を持つ米ロには大きな発言権がある。
5.家庭、地域、学校を結ぶ宇宙教育が大事である。

(土)
1.輸送系が大事。日本版有人ロケットを作ろう。 宇宙ステーションが家ならロケットは土台である。
2.航空宇宙技術と海洋技術の融合 米国は飛行機の発想で宇宙船を作っているが、ロシアは潜水艦の発想で宇宙船を作っている。日本にもすばらしい海洋技術があるではないか。

その後、議論に入り、
(土)米国型の宇宙開発はお金がかかるが、ロシアはそんなにお金をかけていない。日本の目指す方向はこの中間のどこかにあるのではないか。
(的)米国は、宇宙開発が票につながるが、日本では票につながらない。ある文教部会で政治家に宇宙教育が盛んな都市をみせたら、急に関心を示した。
(高)新聞記事などを見ていると、有人月面開発は一般の中に普通に入ってきているが、今後の日本の計画の中には入っていくのか。

など、

独自の有人計画を持たないとする今までの方針や雰囲気とはちょっと違った方向も今後はありえるのかなと思いました。

 

 

International Conference on Environmental Systems (ICES)

 

25th

July 10-13, 1995, San Diego, California, USA

Expanding Human Boundaries Through Environmental Control

27th

July 14-17, 1997, Lake Tahoe, Nevada, USA

  -

29th

July 12-15, 1999, Denver, Colorado, USA

Expanding Human Boundaries Through Environmental Control

30th

July 10-13, 2000, Toulouse, France

Expanding Human Boundaries Through Environmental Control

31st

July 9-12, 2001, Orlando, Florida, USA

Expanding Human Boundaries Through Environmental Control

32nd

July 15-18, 2002, San Antonio, Texas, USA

Expanding Human Boundaries Through Environmental Control

33rd

July 7-10, 2003, Vancouver, British Columbia, Canada

Expanding Human Boundaries Through Environmental Control

34th

July 19-22, 2004, Colorado Springs, Colorado, USA

 -

35th

July 11-14, 2005, Rome, Italy

 -

36th

July 17-20, 2006, Norfolk, Virginia, USA,

Exploring the Moon, Mars, and Beyond…

37th

July 9-12, 2007, Chicago, Illinois, USA

Towards a Lunar Architecture

38th

June 29-2, 2008, San Francisco, California, USA

Returning to the Moon – To Stay!

39th

July 12-16, 2009, Savannah, Georgia, USA

Towards Permanent Lunar Habitation: The Journey Continues

40th12-15 July, 2010, Barcelona, Spain -
41st17-21 July, 2011,  Portland, Oregon, USA -
42nd15-19 July, 2012, San Diego, California, USA -
43rd14-18 July, 2013, Vail, Colorado, USA -
44th13-17 July, 2014, Tucson, Arizona, USA
45th12-16 July, 2015, Bellevue, Washington, USA
 

COMMITTEE ON SPACE RESEARCH (COSPAR)

 

33rd
COSPAR Scientific Assembly; Warszawa, Poland
 
36th
COSPAR Scientific Assembly; Beijing, China
 
37th
COSPAR Scientific Assembly; Montreal, Canada
 
38thCOSPAR Scientific Assembly; Bremen, Germany 
39thCOSPAR Scientific Assembly; Mysore, India14 - 22 July 2012
 

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