2013年秋学期も最終週になり、私が聴講しているSpace Habitat Designのクラスでは12月18日学生の最終プレゼンが行われました。

ロッキーマーチンRoomで7時半に始まり10時15分ぐらいに終わりました。
1チーム25分の発表、5分の質疑応答ですが、7人の審査員がかなりの質問やアドバイスをするので5分では終了していませんでした。(なぜが、私も審査員の一人)

テーマは以前にも紹介したように、
Inspiration Marsの学生コンペ http://www.inspirationmars.org/
Revolutionary Aerospace Systems Concepts - Academic Linkage (RASC-AL)のコンペ http://nia-cms.nianet.org/RASCAL/Program-Info/RASC-AL-THEMES.aspx
を扱っています。各テーマ2チームずつあります。

発表の流れは事前に次のように指示されています。
1. Team and Project introduced, Mission Objective clearly stated with any necessary GR&A
2. Major Functional Objectives indicated and grouped by Subsystem
3. Relevant Mission Phases identified with summary of DRM/ConOps
4. High level Architecture Options identified and Baseline down-selected
5. Scaled sketches showing layout of baseline design
6. Subsystem overviews with mass & volume estimates for each
7. Overall mass analysis results / comparisons with explanation of processes used
8. Summary of Launch Vehicle compatibility (mass capability and shroud volume)
9. Key ‘take homes’ (golden nuggets) and ‘next steps’ summarized
10. Slides were legible & effective / Questions answered thoroughly & professionally / Good use of time

4か月間のグループワークの成果発表です。

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最終プレゼン前の最終打ち合わせ

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最初のチームPROMIS (Inspiration Mars)

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審査員の採点表、学生もお互いに同じ用紙で採点をしています。

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Baseline Design、コンセプト、大きさ、質量などについて説明しています。

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審査委員(元宇宙飛行士の教員、宇宙船を設計している企業のエンジニアなど)の方からは厳しい質問や意見が次から次へと・・・

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2つ目のチームLITEHAB (RASC-AL) HABデザインに焦点
Habitat Operationについての流れを説明しています。

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3つ目のチームMAVERIC (Inspiration Mars)

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4つ目のチームECLIPSE (RASC-AL) LABデザインに焦点

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審査員からの意見

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参加者:審査員と教員8名、学生30名弱

この最終プレゼンでは、最終案の素晴らしさではなく、有人ミッションおよび宇宙船の設計の基本的な手順をきちんと検討しているかどうかについて評価されます。

先週の予行練習では、まだまだ不十分な内容でしたが、最終プレゼンでは、どのチームもかなり良い内容に仕上げていました。お疲れさまでした。


 
MITでの自分のセミナーが終わり一休み。

宿泊していたホテルがちょうど、メディアラボの近くだったので、見学に行ってきました。
ちょうどこの日は何かのイベントが開かれているようでした。
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NHKのスーパープレゼンテーションの撮影をしていたのはここではないでしょうか。
(いまは米国在住のため、最近の放送は見ていませんが、)
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入ってすぐのフロアーです。全体が白を基調にしていてなかなか開放感がありました。数々の作品が展示されていました。
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11月21日、MITの航空宇宙工学科のセミナーに招待され、発表することになりました。
11月20日に、ボルダーからケンブリッジに移動し、指定されたホテルに宿泊しました。
当日の日程は以下のように組まれていました。かなりハードです。

10:00am-12:00pm Meeting with HabNet team
12:00-1:30pm SERG seminar (“An Analysis of Hybrid LSS For Sustainable Habitats”)
1:30-3:00pm Miyajima seminar (“Overview of modeling and simulation for RLSS”)

3:00-4:30pm ESD.36 lecture (Multi-Project Program Management)
4:30-6:00pm Space Systems Laboratory, Man Vehicle Laboratory 見学(私が見学を希望したラボ)
6:15pm Dinner with HabNet team

私の発表は左側、来週には慶應大学の中野先生のセミナーもあるようです。
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13時30分から90分のセミナー開始
セミナー概要はこちら(MIT AERO ASTROのwebへ)

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私がMITの講義を見学したいと希望したので、Multi-Project Program Managementの授業を見学できました。
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ここからはSpace Systems Laboratoryの見学、主に小型の人工衛星を学生たちが開発しています。
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ここからはMan Vehicle Laboratory、ここの宇宙服の開発は有名ですね。残念ながらバイオスーツは見られませんでした。
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ここは、主に私が訪問したoli研の学生たちの研究室です。
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1日の予定が終了した後、近くのレストランで懇親会でした。
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今回、私をMITに招待してくれたde Weck教授は、航空宇宙工学科ではStrategic Engineeringの研究室を運営しています。またEngineering Systems DivisionSystem Design and Managementにも関係しています。そして慶應大学のシステムデザインマネジメント研究科の設立にも協力したと聞いています。(残念ながら、当日は急病のため私たちの会合には同席できませんでした)
今後、日本でもシステムデザインマネジメントが本格的に学べるところが増えたらいいなと思います。





 
最初の居住実験が終わって20年たちますが、ついにバイオスフィア2の見学に来ました。
ツーソンの空港から車で1時間ぐらいのオラクルというところににあります。
所有者は、次から次へと変わり、現在はアリゾナ大学が所有しています。
 
20年前の設計で、資金不足で所有者が何度も変わっていたので、あまり期待していなかったのですが、いい意味で期待を裏切ってくれました。わざわざ、ここまで来た甲斐がありました。
すごかったです。アリゾナ大学も運営に力を入れているんだと思います。

特に、ガイドの言葉から、過去のゴタゴタに関する不満のようなものが伝わってきました。
いまは安定しているのでしょう。そのためツアーは20分も時間を超過しました。

最初のゲートです。

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13時からのツアーに参加、大人20ドル
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熱帯地域
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入口の建物
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入口
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ツアー開始、ガイドの女性が1名付きました。
温帯の地域かな
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海の地域へ
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海洋を模擬した地域です。
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熱帯の地域へ
この先仕切りがありますが、コロンビア大学が設置したと言っていました。
(最初からあったわけではなく、どうも担当者はよく思っていない様子)
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海洋地域へ戻ってきました。
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サバンナの地域
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ここも乾燥地域
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これは換気用の穴です。
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穴の下
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この通路を換気用の空気が流れています。
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水処理や養分などの調整用タンク
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地下は配管がすごいです。
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コントロール用のコンピュータ 確かHPだったと思います。
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ラングに続くトンネル
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ラング到着、気圧差を調整するための場所です。
みんなで叫んで遊ばせてくれました。ずっと叫び声が残ります。
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ラングの概観、この他に、もう一つあります。
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キッチン、ダイニング、ここで男性4人、女性4人が過ごしました。
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書斎かな?
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ツアー終了
1時間のツアーだったようですが、最後に、今日は少し、しゃべりすぎてしまい20分も超過してしまいましたと言っていました。
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今週は2本のセミナーがありました。

11月12日
JPLのアンバサダーによるThe legacy of the Apollo Programのセミナーです。夕方でしたのでピザとドリンクもついていました。

アポロ計画について1時間ぐらい話され、最後は、以下のようにまとめていました。

なぜ、アポロ計画は終了になったのか?
  ・コストの問題 巨額の資金
  ・政治的な問題 ソ連との競争に勝ったから

ただ、コストについては以下のような情報も提示していました。
  アポロ計画 $135 billion (2005 dollar) 当時のGNPの0.6%
  ベトナム戦争 $686 billion (2008 dollar)
  スペースシャトル $171 billion
  国際宇宙ステーション $100 billion
アポロ計画そんなにお金使ってないじゃない。安いでしょう! (最後のまとめはここでした)
ちょっと、この換算、誤解を招くのでは?

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11月13日 学科セミナー
Towards Large-Scale Computational Mechanics with Quantifiable Uncertainty
Tan Bui, University of Texas at Austin

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今日は、コロラド大学ボルダー校航空宇宙工学科に日本から大学生の一行が訪ねてきました。
宇宙開発フォーラム実行委員会の元執行部の学生たちです。卒業旅行だと言っていました。
バイオアストログループの紹介、施設見学、ランチ、私の研究紹介の後、観光に向かわれました。
明日からはヒューストンのようです。

今日は、ドリームチェイサーのモックアップをデンバーの博物館に運び出す日でした。
ちょうど見学ができてよかったと思います。

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11月5日は全米で選挙日だったんですね。ここボルダーでも市議会議員選挙が行われていました。
ローカル局の放送で選挙演説をたまに見ましたが、すごくわかりやすい英語でみなさん演説します。

さて、以前、NO 310の住民投票について書きましたが、関連する2つの投票結果は、
2E Electric Utility Amendment, Yes
310 Xcel-backed Amendment to the City Charter, NO
と市民団体の主張する通りになったようです。ただ、地元の新聞を読んでいると企業側にとっても部分的勝利だと書いてあります。(私は、この背景がよくわかりません。今度知り合いに聞いてみましょう)

今回の戦いは、クリーンエネルギーを大企業の手から守る(市民団体側の主張)というのが争点だったようです。問題を単純化しすぎじゃなかと思います。

ただし1つ分かったのは、(私が日本いるときに)最新技術と思っていたものが、大企業のイメージアップの材料に使われているだけだったということです。


話は変わりますが、私は、日本で原発が一番多く存在する県の出身です。
福島での原発事故の後、米国でも、こんな特集が組まれるようになったんですね。

11月8日 米国東部時間 9pm

"Pandora's Promise": A preview of CNN's upcoming nuclear power documentary

私が日本を離れたあとで、
日本では、小泉元首相が脱原発の発言をして、ニュースになっています。
また山本太郎参議院議員の園遊会での行動が問題になっています。


このボルダーの問題を日本の問題に置き換えてみると

原発推進 vs. 原発反対

だと思います。

このような双方がマスメディア、ソーシャルネットワークに大量の資金を投入した大キャンペーン合戦が将来日本で起こらないことを祈ります。(会計報告を見ていると、かなり地元のマスコミに経費をかけた様子がうかがえます)

両方に共通して私が感じたのは、
電力供給側の話を争点にしていますが、電力の需要側の将来像を議論しないと・・・。







 
最近、道端で310と書かれた緑の看板をよく見かけます。
知り合いの地元の人に聞いたところ、電力事業に関して住民投票が11月5日まで行われるそうです。

何も知らないと

今更、市営化?
エクセルエナジーってスマートグリッド(先進的な電力供給のしくみ)で有名では?

と最初は思ってしまうんですが、問題の背景は複雑で、なかなか興味深いものがあります。
日本語での情報は限られています。以下のサイトは、昨年のものですが詳しく背景が説明されています。

米国ボルダー市が電力事業を市営化

いま2回目の投票が迫っているので
現在、市民団体と電力事業者が激しいプロパガンダを行っているところです。
テレビ、ネット広告などいたるところで見かけます。さすがアメリカやり方が激しい。
企業のお金のかけ方、市民運動のやり方、日本でも参考になるのではないでしょうか?
日本の大手マスコミどこか取材に来ないかな。。。
絶対に密着取材すべきだと思います。

道端の看板、街中いたるところにあります。
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下のチラシは、市民団体が私の住んでいるアパートに配っていったものです。
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街中は、紅葉が見ごろで、こんなに平和なんですがね。
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今回、地元の方と話をして1つ気が付いたことがあります。
ここに住んでいる方は環境に対する意識が高いと自分では思っている。
(コロラド州は米国の中では意識が高いほうかもしれません)
しかし日本人の感覚からすると、まだまだ・・・・という感じがします。



 
Bioastronautics Research Group Fall 2013 Weekly Meeting Agenda - Weds 3 pm

4-Sep Kickoff / Introductions, DK
11-Sep Hypergravity vestibular research, Dr. Torin Clark, Man Vehicle Laboratory, MIT
18-Sep no meeting, PhD prelim oral exams
25-Sep CV's and Resumes, DK
2-Oct Spacecraft Redundancy, Robert
9-Oct Spacecraft Safety Assessment, Christine
16-Oct Exploration Modeling, Prof Miyajima
23-Oct ASGSR dry runs, Stefanie & Luis
30-Oct Research Overview Prof Nabity
6-Nov Comps Dry Run, Christine
13-Nov Microbial systems model, Griffin
20-Nov
27-Nov no meeting, Thanksgiving Holiday
4-Dec
11-Dec

 
Scott Carpenterさんが1943年に高校を卒業するまで住んでいたAurora Aveと7th Streetの角に行ってきました (Wikipediaの情報による)。
7番通りはかなり山のほうで、自転車で登るのはかなり疲れました。
私がいま住んでいるアパートの近くの通りもAurora Aveです。同じ道ですがかなり離れています。
秋もかなり深まり、紅葉がきれいな住宅街でした。

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昨日、ここで何かの撮影をしていました。
今日も学生たちが写真を撮っていました。
なぜか、壁をよく見てわかりました。宇宙飛行士の一番上の名前を見てください。
関係者にとっては偉大な先輩なんですね。
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この大学にいると、宇宙関係のイベント、講演、コロキウムが頻繁にあります。あちこちに写真のようなチラシが貼ってあります。昨日もラウンジにフリーのスイーツが残っていました。
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10月10日にScott Carpenterさんが亡くなりました。マーキュリー計画で選出されたアメリカ初の宇宙飛行士7人のメンバーのうち生きているのはジョン・グレンさんだけになったことをCNNのニュースで知りました。この方、私がいま住んでいるコロラド州ボルダーの出身で、しかも私が客員教授をしているコロラド大学ボルダー校の出身です(私が聴講している授業で先生がこの話題にふれていました)。米国初ですが、大学初の宇宙飛行士でもあります。このあと20人の宇宙飛行士を輩出し、その中には日本人の土井さんがいらっしゃいます。

過去にはチャレンジャー、コロンビアの事故で2名の宇宙飛行士が亡くなっています。私が所属するバイオアストログループの定例研究会が毎週行われるのがKalpanaルーム(コロンビア号の事故で亡くなった卒業生の名前がついている部屋)です。この他にもOnizukaルーム(チャレンジャー号の事故で亡くなった卒業生の名前がついている部屋)もあります。

またバイオアストログループには、元宇宙飛行士のJames Vossさんがいらっしゃいます。若田さんとは友達だと言っておりました。大学のホームページで確かめると5回フライトし、一番多く宇宙に行っています。
週末には、Scott Carpenterが住んでいたAurora Avenueと7th streetの角に行ってみたいと思います。


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学科の廊下にあるこの大学もしくは大学院出身の歴代宇宙飛行士のパネル。ちゃんと土井さんの写真もあります。

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バイオサーブの管制室、この大学内企業はJAXAのHTV3の仕事にもかかわっています。
宇宙での生物実験になると、この会社が必ずかかわってくるようです。しかし、この実績はすごい。

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42番目にHTV3があります。

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私の部屋は、PhDの学生のラウンジの隣にあります。ラウンジの外のラウンジでは、修士(たぶん)の学生がいつも勉強をしています。ホワイトボードはいつもこんな感じです。

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ドリームチェイサー、8月にデンバーの博物館から運んできたと言っていました。

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ドリームチェイサー、後ろから中に入ることもできます。

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船内与圧服のサンプル?
ECLSSグループでは宇宙服の素材のテストを真空チャンバーで行うようなことを言っていました。






 
ユタ州に研究施設を見学に行って、1日余分にレンタカーを借りていたので、9月30日はボルダー近郊へドライブに出かけました。
かねてから、ボルダーのオーガニック農業の原点である畑を見たかったので行きました。
ここはボルダーの東側です。北のほうに行くと牧場がたくさんありました。

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この時期は、やはりかぼちゃです。農家の人たちが3人ほど待機していました。

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葉物野菜?

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トウモロコシ畑
かぼちゃの上は、郵便ポストです。ポストから家まで50メートルぐらいありそうです。

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アメリカ政府がシャットダウンする前に、ロッキー国立公園に行こうとしましたが、2週間前の100年に一度の大洪水で、途中の道路は閉鎖されていました。ライオンズの町には、州兵があちこちに配置され、誰も住んでいません。電気が通じていないようで、信号機はすべて消えています。
道路、橋、家、車、樹木が完全に破壊され、まさにこのエリアはゴーストタウンでした。

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最後に、ボルダーの町が一望できるFlagstaff Mountain(フラグスタッフマウンテン)にやってきました。
ここには街並みを一望しながら食事ができるFlagstaff House Restaurant (フラッグスタッフ・ハウス・レストラン)があります。樹木が邪魔してよく下が見えません。


10月4日、今年初めて雪が降りました。
2週間前まで夏だったのに、急に秋が深まりました。

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2013年10月1日米国山岳部時間20時ごろ電子メールでMDRSディレクター(先日、会えなかった方)から連絡がありました。
火星協会が米国ユタ州に所有する火星砂漠研究施設(Mars Desert Research Station)のCrew132に私が選ばれました。
2013年12月21日(土)から2014年1月4日(土)までの2週間ここに居住しながら実験に参加します。
詳細については、正式に公表されてからここに書きます。


 
ユタ州ハンクスビル(Hanksville)にある火星協会のMDRSを訪問しました。
10月4日から世界宇宙週間のイベントで、ここで居住実験が始まります。
クルートレーニング担当ディレクターのシャノンさんに連絡を取り、準備を手伝う約束をして訪問しました。

しかし当日はシャノンさんと連絡が付きませんでした。
この村では、私の携帯の電波が入らないんです。
結局、連絡が付いたのは、私がこの村を離れてからでした。本当に残念!

現地に到着するまでは、思っていたよりも地形が険しく本当に苦労しました。
遭難覚悟で到着し、今後の研究に向けて現地調査をしました。

今回の遠征で、私が考えたことは、いずれ詳しく書きますが、とりあえずここでは写真のみ掲載します。

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本当は普通の車で入ってはいけない場所です。

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思っていたよりも険しい。どこが道かもよくわからない。
一度目の遠征は途中であきらめて一度戻りました。

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ついに到着

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これが直径8mの居住棟です。

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天文台の望遠鏡、思っていたよりも小さい。

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食糧生産のグリーンハウスの中

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遠征EVAのためのATV、YAMAHA, HONDAの文字が。

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日差しは強く、生き物がいないため、何の音もしません。変な感覚になります。

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全景、ユタ州の砂漠は、かなり背丈の低い草がある地域がほとんどでした。
ここだけ、火星のように、何もない地形が広がっています。
よく見つけましたね。

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ここはハンクスビルの村の入り口にある交差点のガソリンスタンドとショップ
HOLLOW MOUNTAINここがMDRSの集合基地、補給基地です。巨大な岩の中にお店があります。
MDRSへの道順(正確には道のようなものしかない)は公開されていませんが、
実は、ここで入り口を教えてくれます。

今回、一人でここへ行ってみて、南極点、北極点、山頂へ遠征する人たちの心理が少しだけわかりました。
この辺はいずれまとめます。

Team Nippon採用されるでしょうか?発表は10月初旬です。






 
SPACE HABITATION DESIGN講義

9/24 Ergonomics, Human Factors and Psychology Ch 6, 7
9/26 Ch 6, 7 (Cont.) and Presentation

12:30 - 13:05 前回の続き

13:05 - グループごとのプレゼン

チームは4チーム 上の2つはInspiration Marsの学生コンペ、
http://www.inspirationmars.org/
下の2つはRevolutionary Aerospace Systems Concepts - Academic Linkage (RASC-AL)のコンペに向けてグループワークを行っています。
http://nia-cms.nianet.org/RASCAL/Program-Info/RASC-AL-THEMES.aspx

Inspiration Mars 1 (7)
Inspiration Mars 2 (6)
RASC-AL (holistic habitat) (8)
RASC-AL (cis-lunar) (7)

発表内容は
Team Name
Mission statement
Major Milestone
チーム名は各グループとも工夫しているように思いましたが、ミッションステートメントのところはかなり突っ込まれていたグループもありました。
講義では、ミッションステートメントについて説明していましたが、大学院生が最初に扱うには少し難しいか?
マイルストーンは、それぞれのコンペの締め切りが決まっているので、それに向けた各チームの工程表です。

授業での最終発表に向けて各チームが準備をし、途中でこのような発表が何回かあります。
先生は、各チームのミーティングの時間と場所をプレゼンの後に必ず確認します(工程管理ですね)。

来週の
火曜日は、Ch 1 - 7 復習
木曜日は、試験

毎回、授業の初めには、今日、来週のスケジュールを確認します。

学生は、ほとんどノートを取っていません、おそらく、
この授業は遠隔授業(日本だと通信教育)の対象になっているため、ネット上で授業を後から視聴できるからだと思います。そのため授業は常に撮影されています。
私が3回ぐらい発言したものも入っているでしょうか?

 
第3回定例ミーティング

15:00 - 15:25 キックオフミーティング

Bioastronautics研究の定義 (この説明はわかりやすかった)
The study and support of life in space.

関連授業 ASEN 5335, 5053, 5050

構成メンバー PhD(7), MA(8), MA/BA(3), Visit(1) 最後の1人は私のこと

Grad Project ECLSS, Dream Chaser, X-Hab

ECLSS Research Project
NSTRF electrochromics
STTR freezable heat excahge
Oxygen reclamation
Water reclamation
CU SEDS
H1-20/…. (うまくメモが取れず)

5 founded

ACES and Apollo mockup この部屋に最近到着

秋セメスターの会議日程確認

15:25 - 15:50
後半はレジュメとCVの書き方をかなり詳しく説明(学生にとってはかなり勉強になる)
ファカルティの先生の中には個人Webに掲載しているので参考にするようにとアドバイス

Resume
 詳細なスライド有
CV (Accomplishments)
 詳細なスライド有
 3 major things Research, Teaching, Service (この3つが重要)

Working titles and….
(この辺はかなり詳しい条件が示されていた。大学院生向けのハンドブックか何か)

PhDを取るには最低限3本のジャーナル記事が必要、会議論文は含めない (この辺はだいたい日本と同じかな)
1 article published 1本は出版済み
2            1本は出版確定
3            1本は出版予定?

最後のところはよく理解できず。かなり遠まわしに言っていた気がする。

 
私がお世話になっているのはBioastronauticsグループ

Bioastronautics:過去には宇宙飛行生物学と訳しましたが、日本語で適切な名前を付けるのは非常に難しいです。日本の大学にはない専門分野です。

9/3 初出勤、研究施設等を見学(BioServe関連施設も見学、HTV3の仕事も受注実績あり)

9/10 研究打ち合わせ1回目、12月までの目標設定

1週間の主なスケジュール
毎週水曜日15時から定例研究会
火曜日、木曜日 12:30-13:45 SPACE HABITATION DESIGN 受講


・定例研究会
9/4 自己紹介、大きくECLS、Dream Chaser、X-Habの3つのグループがある。
Inspiration Mars学生デザインコンペ(火星協会年次総会で発表)、SEDS (Students for the Exploration and Development of Space)の話題の紹介があった。

9/11 先週いなかったメンバーも加わったので、再び自己紹介、グループごとのミーティング日時を設定
9/18 ミーティングなし


・SPACE HABITATION DESIGN講義

テキスト:Human spaceflight: mission analysis and design, Wiley J. Larson, Linda K. Pranke
LSC Human Spaceflight with Website (Space Technology)LSC Human Spaceflight with Website (Space Technology)
(2007/05/25)
Wiley Larson、Linda Pranke 他

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シラバス

ここで私が何を学んだかはいずれきちんとまとめますが、アウトラインのみ示します。
また、私がこの講義を受講したいと思った理由を2010年2月,日本航空宇宙学会誌,58巻,673号,56-58頁に執筆しています。

9/12 洪水で大学休校
9/17 Human Physiology - Ch 5
9/19 Human Physiology - Ch 5

続く

 
8月31日にボルダ到着、4泊ホテルに泊まり、9月4日に家具付きアパートへ引っ越しました。

最初の1週間が猛暑
次の1週間が100年ぶりの大洪水
最初の2週間でやっと生活の準備も整い、プリンター、ノートパソコンをAmazonで購入
(ここで日本のAmazonほど便利ではないことに気が付く。Amazon Primeに設定して2 dayシッピング、日本の場合お昼までに購入すれば夜に到着する場合もあるのとは大違い。しかもPrimeの料金も高い。1 dayシッピングはさらに追加料金が要求される)

最初の準備で一番通ったところはBest Buyでした。日本に比べると電気屋さんが少ない気がします(日本が多すぎるのか)。

食料品は、Spurt、Safway(会員になったら会員割引がある)をよく利用します。

9/19 初めて涼しくなったと感じました。
9/22 ここは年間300日以上晴れらしいが、ここに住み始めて天気について気が付いたことがある。午後になると突然曇り始めて、強い風が吹き始めるときがたまにある。雨が降るときもあれば、降らない時もある。
誰かが言っていましたが、ここは「風の谷」らしい。

毎日、仕事帰りに、スーパーに立ち寄って、オーガニックと書いてある食料品が多いことに気が付きました。
最近まで詳しく知りませんでしたが、ボルダーはロハス発祥の地なんです。
私は宇宙居住について2つの研究テーマを持ってこの地に来ましたが、3つ目のテーマを見つけました。
スマートグリッドも有名ですが、ここのロハスはオーガニック食品とその供給の仕組みにあると思います。時間を見つけて、スーパーのオーガニックフーズ、ファーマーズマーケット、近隣の農家を巡っています。

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食料品スーパーWhole Foods Marketの地元の野菜売り場

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日曜日のファーマーズマーケット

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農家から車で運んできて売っている様子がわかります。


 
2013年2月に、2018年1月に501日間火星飛行し カップル(男女2人)を火星に送るというInspiration Mars
プロジェクトが発表されました。

私が今いるコロラド大学ボルダー校で、8月に火星協会の年次大会があり、
ここで、学生向けのデザインコンペが発表されています。詳しい情報は以下にあります。
International Student Design Competition

また計画自体の詳細は以下にあります。
Inspiration Mars

技術的な検討は、ページ下の方のIEEEの論文に詳しくあります。
米国の大学だと、このようなコンペに複数のチームが応募してくるんですが、日本だと難しいでしょう。
このような分野を扱っている大学がありません。

米国滞在中に、関係者を訪ねてみようと思います。会ってくれるかな?




 

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